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佐藤外科内科胃腸科クリニック

診療所用医事一体型電子カルテシステム「Medicom-HRシリーズ」 検査システムとの連携で患者さんへの素早い対応と経過観察をサポート。

外科・内科・胃腸科・肛門科佐藤外科内科胃腸科クリニック(東京都大田区)

JR山手線の五反田駅で東急池上線に乗り換え約20分、住宅地の中にある雪が谷大塚駅に着きます。佐藤外科内科胃腸科クリニックは、その駅から徒歩5分の交通至便な落ち着いた住宅地にあります。
「地元で4代続くクリニックです。2006年に父の後を次ぎました」と言う佐藤先生は、大学で勤務医として従事していらっしゃいました。
佐藤先生は、クリニックを継いだ時、メディコムの診療所用医事一体型電子カルテシステム「Medicom-HRシリーズ」と画像診断システムを導入しました。
「生活習慣病の患者さんの場合、さまざまな検査を定期的に行います。その検査結果や診断などを記載したカルテを、『Medicom-HRシリーズ』では1画面ですぐに見ることができます。これは本当に便利です。さらに検査会社との連携もスムーズで、その結果を早く患者さんに伝えることができ、私の目指す医療をサポートしてくれていると思います」と言います。
長年地域に根ざす同クリニックが、新しいスタイルを確立して地域医療にさらに貢献しています。

Medicom-HRシリーズ過去のカルテをすぐに見ることができる。
経過を比較することで患者さんに説明しやすい。

「父の後を継いだ時、レセコンはありましたが、まだ紙カルテだったんです。でも私は大学病院を辞める数年前から電子カルテを使い始めていたので、何も問題なく当クリニックに「Medicom-HRシリーズ」の導入を決めました。その時、先輩から『メディコムが良いよ』とアドバイスを受けていたので、躊躇はありませんでした」と佐藤先生は、当時を振り返りながら話してくださいました。「紙カルテは5年保存が義務なので、その場合、紙の量は膨大なものになります。電子カルテなら10年前のカルテもこの1台の中に入っています。相当前のものでもすぐに見ることができます」

ていねいな説明が患者さんの自覚にも繋がる。

「生活習慣病の場合、症状が出ない方が多く、中性脂肪やコレステロールなどの検査は定期的、継続的に行う必要があります。その結果を見ながら患者さんに食事や運動などの指導をして、また2、3か月後に検査をする、ということを繰り返します。その時に経過を比較することが重要になります。それはどんな病気も同じです」「『Medicom-HRシリーズ』は、過去のカルテの検査結果を15回、患者情報は1〜2回分を1画面ですぐに比較することが可能です。それを見ながら、症状の悪化を防ぐための診療方針を考えることができるので本当に便利です」と佐藤先生は「Medicom-HRシリーズ」を頼りにしていらしゃいます。さらに「検査結果の経過がしっかり分かると、患者さんに説明がしやすいですね。ていねいに説明すると、患者さんもご自分で日常の生活をコントロールしなければならない、という自覚が生まれると思います」と効果を話していただきました。同クリニックでは診察室に2台、受付に1台の「Medicom-HRシリーズ」を設置しています。機能アップした電子カルテにより、診療はもちろん検査に関わる業務もいっそうの充実を図ることができたということです。さらに佐藤先生は、まだ電子カルテを使っていないドクターに次のようなエールを送ります。「電子カルテを使いこなすためには いつも使って“慣れる”ことだと思います。使い始めの頃は、データを入れるので戸惑うし、時間がかかります。でも、どんどんデータが蓄積されますからそのうちに大変便利に感じます。レセコン一体型なので会計も時間がかからず、待ち時間が短縮でき、患者さんサービスにつながります」

佐藤外科内科胃腸科クリニック システム構成 図
佐藤外科内科胃腸科クリニック システム構成図

検査支援システム検査依頼と結果報告をオンラインで迅速に。
キメ細かい1日二回の訪問が「安心」を与える。

佐藤外科内科胃腸科クリニックでは画像診断システムを導入し、院内でレントゲン、内視鏡検査などを行っていますが、血液と尿検査は外部委託しています。それを担当するのがLSIメディエンスです。同社は臨床検査事業を中心に、全国展開をしている日本有数の検査会社で、キメ細かいサービスに定評があります。同クリニックが利用しているのが「Medicom-HRシリーズ」と連携した、LSIメディエンスの検査支援システム「m-TEST」です。「m-TEST」は、検査依頼と結果の受信をオンラインで行うことができます。その手順は、①採血などを行う患者さんの検査オーダーを「Medicom-HRシリーズ」で行い、②バーコード付きの検体ラベルをプリンターで印字し、③それを貼った検体と依頼リストを検査会社に渡す、となります。「以前、ラベルは手書きだったんですが、今はデータを利用することで名前、日時などが印字されます。スタッフは煩雑な業務がなくなりスピードも速いので、みんな喜んでいます。それになんといってもミスを防ぐことができます。採血の量も教えてくれるので、医療過誤を万全の態勢で防いでいます」と佐藤先生は、評価します。

佐藤外科内科胃腸科クリニック 検査の依頼から結果受領までの流れ 図
佐藤外科内科胃腸科クリニック 検査の依頼から結果受領までの流れ

朝早くの検査結果の報告を患者さんに連絡することも。

LSIメディエンスでは検査依頼を通信で受けた後、検体を回収するためと、検査結果を届け報告するためにクリニックを訪問します。佐藤先生は、「昼と閉院時間の頃に担当の方に来ていただいていますが、依頼した検査の結果は、毎日データを送ってもらい、さらに紙でも届けてもらっています」と安心されています。「昼に預けた検体の検査結果が翌日の朝8時半には電子カルテにデータとして届いています。緊急の検体は当日中に検査結果を出してくれるので助かっています」「通常、検査結果は翌日、あるいは翌々日に『紙』でいただくのですが、オンラインで事前にデータを送ってもらえているので、患者さんの次回予約も早く入れてあげることができます。『そんなに早く分かるのですか』って驚いてくれる患者さんもいますね。と、LSIメディエンスのスタッフにお声がけいただきました。さらに、「早く結果が分かるということは、このまま経過を見るよりは大きな病院に行ってもらった方が良い、という判断がすぐにできます。だから、その可能性のある患者さんの検査は、朝一番にオンラインで受信した結果を見て、その患者さんへ診療のアドバイスをするために電話をすることができます」と言います。

検査結果はオンラインで電子カルテに取り込む。

同クリニックではLSIメディエンスからオンラインで送信された検査結果のデータは「Medicom-HRシリーズ」に取り込まれているので、いつでも見ることができます。また、電子カルテから印刷をして患者さんにお渡しすることもあります。佐藤先生は、「患者さんが来院しているのに、検査の結果がまだ紙で届いていない時はとても便利です」「『Medicom-HRシリーズ』で検査結果のグラフをつくることもできます。経年の経過を見せ、伝えることができるのは良いですね」と言います。「検査がこの先もっと進み、病理など細胞診の検査結果もデータで送られてくるようになると、もっとすごいと思います。検査結果の活用法が広がることは医療の質の向上に繋がるので、そのためにも電子カルテをはじめクリニックのIT化は大事です」とあくまでも前向きな佐藤先生です。

4代続く地域に根ざしたクリニックですから
これからも安心していただける医療を提供し続けたい。 佐藤外科内科胃腸科クリニック 佐藤 良太郎氏

─大学病院から転身して、家業を受け継いだ時の感想はいかがでしたか。

正直なところ「自分の時間」がしっかり持てるようになったことは良かったですね。ただ、4代続いている地域のクリニックということで、昔からご存知の方も多く、2駅離れていても来てくださる患者さんもいらっしゃいます。名前に恥じないように、と言うのは大袈裟ですが、地域医療に貢献しようと思っています。

─胃腸科を専門にしていることについて。

父が胃腸科だったという影響もありますが、今は高齢化と生活習慣病でガンの心配をする方が多くいらっしゃいます。早期に正確な検査を行い、患者さんの不利益になるような緊急の事態はとにかく見逃さないように、そこだけは気をつけて診るようにしています。皆さんに安心してもらえる医療を提供したいですね。

─先生にとって「検査」は、どのような位置づけですか。

検査の結果が早く、正確に分かるということは、このまま経過を見るよりは大きな病院に行ってもらった方が良い場合の判断が早くできます。当クリニックは3つの大学病院と1つの公的病院と連携しています。朝、オンラインで届いた患者さんの昨日の検査の結果を見て、その患者さんへ電話をして提携病院を紹介することもあります。それも地域医療の役割だと思います。

佐藤外科内科胃腸科クリニック

佐藤外科内科胃腸科クリニック

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