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電子処方箋の引換番号とは?

電子処方箋に関連して、「引換番号」という言葉を耳にする機会も増えたのではないでしょうか。しかし、具体的にはどのようにこの番号を利用するか、今ひとつピンと来ない方もいらっしゃるかもしれません。今回のコラムではこの「引換番号」に焦点を当てて解説します。

引換番号の目的とは? どのような場面で利用するか?

引換番号の目的とは? どのような場面で利用するか?

引換番号とは、当初の厚生労働省の関連資料では「アクセスコード」と呼ばれていたもので、電子処方箋管理サービスに登録された患者さんの処方箋ファイルを特定するための番号です。具体的なイメージを掴むため、電子処方箋の仕組みのなかで引換番号がどのような役割を果たしているかを確認してみましょう。

引換番号は、医療機関で医師が患者さんの診療を行ったあと、電子処方箋管理サービスに処方箋を登録する際に発行されます。医療機関の受付は、発行されたこの引換番号を患者さんにお伝えします。患者さんはお薬を受け取るため、医療機関から受領した引換番号を、薬局の受付で提示します。薬局はこの引換番号を使って患者さんの処方箋ファイルを特定し、この処方内容にもとづき調剤を行います。

ただし、引換番号を患者さんにお伝えする方法は、医療機関の状況や、患者さんのご希望によって、いくつか選択することが可能と考えられ、これに応じて上記の流れも若干変化します。次に、引換番号をお伝えする方法のパターンを確認しましょう。

引換番号の伝達方法

引換番号を患者さんにお伝えする方法は、処方箋の発行形態と、本人確認にマイナンバーカードと健康保険証のどちらを使用するかによって異なります。

電子処方箋においても、患者さんのご希望等で、紙の処方箋の発行は可能です。よって処方箋の発行形態としては電子処方箋か紙処方箋かの2種類が考えられます。

引換番号の伝達方法

まずは電子処方箋が発行された場合を説明します。重要なポイントとしてマイナンバーカードを利用して本人確認を行う場合は、顔認証付きカードリーダーで処方箋ファイルを特定できるため、引換番号をわざわざ使用する必要はありません健康保険証で本人確認を行う場合に、処方内容(控え)が発行されます。ここに引換番号も記載され、患者さんに交付されます。なお、この紙には引換番号がテキストとして印字されますが、それに加えてQRコードを掲載することもできます。これは、被保険者番号および引換番号の情報を格納したものです。テキストとQRコードがどちらも掲載されるのは、薬局がQRコード非対応の場合にテキスト情報を利用して処方箋ファイルを特定するためです。

紙処方箋が選択された場合は、マイナンバーカード・健康保険証にかかわらず、紙処方箋に引換番号がテキストとQRコードで印字されます。さらに、その医療機関が電子処方箋に対応している場合は、その旨も印字されます。

今回は、電子処方箋の引換番号についてご紹介しました。電子処方箋の運用が開始されると、この引換番号を印字された書類を目にする機会も増えるかもしれません。コラムではこのほかにも電子処方箋に関する情報をお伝えしていきますので、導入準備にお役立てください。

出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/denshishohousen.html
電子処方箋ページ(厚生労働省)(https://www.mhlw.go.jp/stf/denshishohousen.html)の内容をもとに、PHC株式会社で独自に解釈、編集したものです。
※QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

※今後の電子処方箋の厚生労働省による仕様の進捗により、内容が変わる場合はございます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/denshishohousen.html
電子処方箋ページ(厚生労働省)(https://www.mhlw.go.jp/stf/denshishohousen.html)の内容をもとに、PHC株式会社で独自に解釈、編集したものです。