共通

電子処方箋導入で、処方薬の家族による受け取りや
服薬はどう変わる?

患者さんの体調などによっては、自ら薬局に出向いて薬を受け取ることが難しいこともあります。そのような場合、ご家族が代理で処方薬を受領することもよくあります。電子処方箋を導入すると、こうした運用に変化は生じるのでしょうか。服薬のあり方の変化とあわせてご紹介します。

電子処方箋導入後の処方薬の家族による受け取り

介護が必要な方や歩行が困難な方など、患者さんご本人が薬局に直接出向くことができない場合があります。こうした場合は、ご家族などが代理で処方薬を受け取る必要が生じます。また、小さなお子様が処方を受ける場合、本人ではなく保護者の方などが処方薬を受け取る方が、薬剤の管理や服薬の点でも望ましいと言えます。
紙の処方箋の場合、代理で薬局に行くご家族などが処方箋原本と患者さんの保険証を持参することで、処方薬の受け取りが可能です。また、これまでの処方内容や飲み合わせなどを確認するため、お薬手帳もあわせて持参することが望ましいです。
電子処方箋を導入した場合、ご家族など代理の方が、患者さん本人のマイナンバーカードを薬局に持参し、顔認証カードリーダーで暗証番号認証するか、患者さん本人の保険証と処方内容(控え)を持参することで、処方薬を患者さん本人に代わって受け取ることができます
事前に引換番号を電話などで伝えておけば、薬局で処方薬を準備しておくことができるため、待ち時間の短縮にもつながります。また、薬局によっては処方薬を配送するサービスを提供していることもあります。こうしたサービスを利用すれば、代理の方も薬局に出向くことなく、薬を受け取ることができます。

服薬チェックと履歴管理で安心できる服薬を

電子処方箋を利用すると、直近の処方情報・調剤情報がデータとして電子処方箋管理サービスに保管されます。患者さんの同意のもと、保管された直近の処方情報・調剤情報に加えて、オンライン資格確認の導入によってレセプト情報を元にした過去3年分の薬剤情報も閲覧可能ですので、電子処方箋を導入している医療機関・薬局であれば、同じく電子処方箋を導入済みの他院・他局のデータもリアルタイムに確認が可能です。このようなデータをもとに飲み合わせなどのチェックを実施できるため、患者さんはより安心して薬剤を服用できるようになります。投薬にあたり制約のあるお子様や、複数の医療機関を利用する高齢者の方などは特に、電子処方箋の導入された医療機関、薬局を利用することによるメリットが大きいと言えます。患者さんご自身やご家族が、マイナポータルを利用して服薬履歴を確認することも可能です。将来的には、服薬情報に加えて健診情報なども閲覧できるようになり、ご家族の健康管理の質を大きく向上させることができるでしょう。

今回は、電子処方箋導入時の代理での処方薬の受け取りや、服薬チェックのあり方についてご紹介しました。電子処方箋を活用することで、ご家族の健康管理の改善を期待できます。この機会に、利用を検討してみてはいかがでしょうか。

※今後の電子処方箋の厚生労働省による仕様の進捗により、内容が変わる場合はございます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/denshishohousen.html
電子処方箋ページ(厚生労働省)(https://www.mhlw.go.jp/stf/denshishohousen.html)の内容をもとに、PHC株式会社で独自に解釈、編集したものです。