PHCのビジネススタイル 医学の進化の扉を開く バイオメディカ事業部 事業企画部 事業企画課 佐脇 充章(2014年入社) PHCのビジネススタイル 医学の進化の扉を開く バイオメディカ事業部 事業企画部 事業企画課 佐脇 充章(2014年入社)

PHCのビジネススタイル医学の進化の扉を開く

バイオメディカ事業部 事業企画部
事業企画課

佐脇 充章

(2014年入社)

“衆知を結集して”、世界のバイオメディカを強くする

佐脇が入社してまもない頃、バイオメディカ事業部では、さらなる成長を実現するための事業体質改善が求められており、事業企画部を中心とした新たな経営改革が始まろうとしていた。
「研究・医療支援機器事業における収益性の改善が求められていました。現在、弊社の製品は世界100カ国を超える国と地域で使用されていますが、グローバル競争は年々激化しています。追い上げる中国や韓国、アジアの新興国メーカーとのコスト競争をいかにして勝ち抜くか。さらに研究者の活躍の場もグローバルになっています。どの国で実験しても、均質な研究成果を出すことのできる環境を提供していく使命が我々にはあります。そのために、グローバルでのシェアを獲得するという大きな目標に向かっているのです」
1966年に日本初の薬用保冷庫を販売して以来、バイオメディカ事業部が手がける超低温フリーザーやCO2インキュベーター、バイオハザード対策用キャビネットなどの研究支援機器は、国内の大学や研究機関で高い評価と信頼を得てきた。PHC製品の品質は、日本の厳しい市場で磨き抜かれ、世界トップクラスだと佐脇は胸を張る。しかし、グローバル規模での競争力は発展途上。事業を成長させるためには次のステップとして海外に目を向ける必要が出てくる。
海外の競合メーカーに打ち勝ち、より多くのお客様に貢献するために、次に磨くべきはコストだ。従来の原価管理、工程管理に加えて、新たに製品の選択と集中で合理化を目指す。その実務的な旗振り役を任されたのが佐脇だった。
「バイオメディカ事業部は、当社の中でも最多の製品ラインナップを抱えています。主力製品である超低温フリーザーひとつとっても、容量別に細かく展開され、海外仕様となると各国の電源事情により電源プラグやコンプレッサーの構成が変わってさらに増える。豊富なラインナップは強みでもありますが、製品全体としては膨大な品番数になります。」
膨大な数の製品群を精査し、製品カテゴリや地域別での収支課題を可視化する必要があったため、設計・製造・営業・物流・経理など製品に関わる多くの部署と連携し、事業部の衆知を結集していった。結果、各部署で管理されていた様々な情報が新たなデータベースとして一本化され、これまで以上に精緻な経営分析が可能となり、収益性の向上、新商品開発・事業開発の加速につなげることができた。想像していた以上の労力と時間を要したが、同時にやりがいも感じた。

“衆知を結集して”、世界のバイオメディカを強くする

この事業を通じて、医療の進化に貢献できる可能性に賭ける

じつは入社以前より、佐脇にはPHCの研究支援機器にはとりわけ熱い思い入れがあった。
「大学時代に人工心臓に興味を抱いたことをきっかけに、研究機関で心臓に関する共同研究に参加することになりました。ちょうど再生医療が注目を集めた頃で、その後入学した大学院では我々のチームも細胞移植による心臓再生の研究を手がけるようになったのです。そこから細胞を培養する実験の日々が続いたのですが、研究室には弊社のフリーザーやインキュベーターが並び、研究には欠かせない存在でした。細胞の研究は1日たりとも休みがありません。休みの日も欠かさず研究室に通い、メンテナンスする日々は正直辛かったですね」
この研究負荷をどうにか軽減できないか――佐脇の脳裏にはそんな思いがよぎっていた。
「研究支援機器をより進化させることができれば、医学や科学の進化のスピードを加速させることができるのではないかと考えたのです」
研究者を支援する側で自分に何かできることがあるかもしれない。そう考えて、佐脇はPHCを選んだ。研究畑出身であることは、今の仕事にどう生きているのだろうか。
「特殊な機器ですから、実際に使っていたという社員はそれほど多くはない。ユーザー側の立場や思考もよく理解したうえで、経営の効率化、事業運営を考えられるのが私の強みだと考えるようにしています」
ただコストダウンを図るだけならば、それは品質・売上ともに国内トップを自負するメーカーとしての存在意義をなくしてしまう。品質という絶対的な価値をよく理解したうえで経営を考えられる人間は、ブランドを維持するうえで欠かせない存在なのだ。

バイオメディカ事業部の経営改革 バイオメディカ事業部の経営改革

「PHCbi」というブランドでプロフェッショナルの扉を開く

バイオメディカ事業部の製品は、この春から「PHCbi」という新たなブランドを掲げている。佐脇はブランド変更のプロジェクト事務局の業務も担当してきた。外部に向けたアナウンス、図面変更、薬事登録変更などを短期間で一気呵成に仕上げていかねばならなかった。
「従来のブランドは知名度が高いぶん、主力の家電メーカーとしてのイメージが色濃く、家電を連想してしまう人も少なくなかったと思います。PHCbiへの転換は、我々が研究・医療分野に特化したブランドであることを、世界に大きく知らしめるチャンスだと考えています」
経営に近いところで仕事する今、事業運営の面白さを学んでいる最中でもある。
「現実は事業計画通りに進むことはまずない。どんどん問題が起こり、課題が上がってきて、事業部一丸となって対策を考え、行動を起こし、なんとか計画達成を目指していく。その過程が面白くて、この仕事は天職かなと思うことがあります」
研究の厳しさをつぶさに味わってきた人間が、今度は研究・医療支援機器で支援する側に回る。佐脇の技術の進化への挑戦はこれからも続いていく。

「PHCbi」というブランドでプロフェッショナルの扉を開く

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