PHCを選んだ理由は?
高校まで野球一筋だった私は、どうやったらより強くなれるか、ケガを防げるかを考えるようになり、その興味は健康や人体までに広がっていきました。大学では人間健康学部に進み、医療分野で仕事がしたいと考えていたとき、PHCを知りました。がぜん興味が湧いたのは「2018年からPHCとして新たにスタートする」と聞いたとき。高齢化や医療費増大などの課題を抱える日本の医療は大きな変革が必要です。そうした時代に会社自体が生まれ変わろうとしているPHCならば、医療のあり方を進化させる挑戦ができるのではないかと考えたのです。
PHCの営業職はどのような仕事ですか?
私の場合、最初の1年間は電子カルテシステムや電子薬歴システムなどのカタログ制作や展示会企画の仕事に携わり、2 年目から営業職としてスタートしました。病院や薬局のシステムは知らないことばかりだったので、業界や製品について1年間じっくり学べたのは良い経験でした。営業に配属されてからは、PHC製品を販売する代理店に向けて、製品情報の提供やサポート支援などを幅広くおこなっています。
どのようなところにやりがいを感じますか?
営業の仕事は、PHC製品を販売する代理店が働きやすい環境をつくっていく任務が大きいと思います。地域に合わせた戦略を立て、代理店の業務改善を提案するコンサルティング的な業務を担っています。最初は自分よりも経験も年齢も上の方たちに提案をするのは緊張しましたが、回数を重ねることでお互いに率直に話し合える人間関係を築けました。売上という数字になるまで時間はかかりますが、少しずつ良い方向に舵取りしていくことにやりがいを感じています。
これからやりたいことはなんですか?
PHCの診療所向け電子カルテシステムは国内での歴史が長く、トップシェアを誇っています。しかし、古くからのユーザー様が多いだけに、診療所の閉院や世代交代による顧客減少リスクも視野に入れていかねばなりません。新規開拓やユーザー獲得に関する他社とのしのぎ合いは営業チームの大きな課題です。私自身の目標はより多くの代理店を担当し、提案の幅を広げること。PHCのネットワークを広げる意味もありますが、現在とは異なる代理店のやり方を見ることで、提案の引き出しを増やしたいと考えています。
社名の由来であるPrecision(精緻)をどう実現していますか?
信頼される人間になること。私たちのシステムが扱うデータは、患者さんの個人情報や調剤、薬歴管理など一つひとつが非常に重要な情報です。いくら高度で精緻なシステムをつくっても、前線にいる営業が信頼されなければ、市場では淘汰されていきます。その意味では、PHCの精緻を完成させるのは営業だという思いで仕事に日々取り組んでいます。
PHCを目指す学生にメッセージをお願いします。
営業というと、話上手や明るさといった資質が求められると思われるかもしれませんが、私はどちらかというと落ち着いて見られるタイプ。BtoBで代理店や医療機関と仕事するうえで大切なのは、相手の要望に迅速かつ的確に応える誠実さだと思います。その代わり、早い段階から代理店担当を任されるので責任は大きいです。責任感をもって誠実に仕事ができる人が向いていると思います。