薬局にメリットのある電子版お薬手帳の選び方とは
スマートフォンの普及に伴い、使用率が増加している電子版おくすり手帳。導入する薬局が増えています。患者さんにも薬局にもメリットがある、電子版おくすり手帳の選び方について考えてみましょう。
スマートフォン保有率増加に伴うお薬手帳の変化
総務省の情報通信白書によると、2019年における世帯のスマートフォンの保有状況は83.4%となり、初めて8割を超えたとされています。また、個人におけるスマートフォン保有者の割合についても67.6%と年々増加傾向にあります。このようなスマートフォンの保有率の増加に伴い、近年、様々な企業で自社アプリが開発されています。ポイントカードやメンバーカードなど、今まで使用していた物理的なカードが廃止され、続々とアプリへ移管されています。
こうした時代の流れに合わせて、お薬手帳の電子化も進んでいます。2012年にJAHISにより電子版お薬手帳データフォーマット仕様が公開されたことをきかっけとし、調剤レセプトコンピューターの多くは、QRコード等を用いて、電子版お薬手帳用の情報を利用者へ提供できるようになりました。現在は、国からも電子版お薬手帳サービスの普及促進を積極的に推進する動きもみられています。
お薬手帳が「紙から電子」で変わること
紙ではなく電子版お薬手帳を使用すると良いのは、どのような方でしょうか。電子化するメリットとしてよく挙げられるのが、スマートフォンがあればいつでも、どこでも確認できるので、外出先での急病時においても利用できる点です。他にも、家族も一緒に管理できるアプリをつかうことで、まだ自己管理が難しい年齢のお子さんがいるお母さん・お父さんや、ご家族の介護をしている方などにとって、複数のお薬手帳を管理する必要がなくなります。定期的な受診の必要がない、若い世代にもおすすめです。定期的な通院をしていない方こそ、お薬手帳を持ってくることを忘れてしまいがちです。そのため、電子版お薬手帳で管理をしてもらうことで個別の管理が不要となり、仕事の帰りにクリニック、薬局へ寄る場合などもスムーズな服薬状況の確認ができます。また、スマートフォンの使用が慣習化しているため、アプリの使用に関する抵抗も少ないでしょう。
薬局へのメリットは「システム連携」
お薬手帳の導入にあたって、薬局へのメリットを考えるなら「システム連携」という点で選定してみてはいかがでしょうか。システム連携をすることで、リアルタイムに情報を受け取れ、手間やミスの削減、情報共有の効率化が図れます。
具体的に、メディコムの電子お薬手帳「ヘルスケア手帳」と、電子薬歴「Pharnesシリーズ」を連携した場合についてご紹介します。連携を行うと、お薬手帳のデータを薬歴上で閲覧できるため、紙のお薬手帳をコピー、薬歴に保存する手間が省けます。また、併用薬やヒアリング情報など、電子版お薬手帳で収集したデータについても、ワンクリックで薬歴へ反映できるので薬歴の記載を大幅に迅速化できます。さらに、Pharnesシリーズでは、監査機能によって、他薬局調剤分も含めた相互作用や重複投与などの多様なチェックがかかります。
電子お薬手帳の導入を考えている方は、薬歴と合わせて見直すことで、患者満足度の向上と業務効率化を促進しましょう。ぜひ一度、デモンストレーションをご予約ください。
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