PHCのビジネススタイル 不可能を可能に メディコム事業部 東日本営業部 調剤推進課 大塚 尚貴(2007年入社) PHCのビジネススタイル 不可能を可能に メディコム事業部 東日本営業部 調剤推進課 大塚 尚貴(2007年入社)

PHCのビジネススタイル不可能を可能に

メディコム事業部 東日本営業部
調剤推進課

大塚 尚貴

(2007年入社)

日本の医療の未来は、医療ITの進化にかかっている

日本の医療費は増加の一途をたどり、薬剤をめぐる課題も山積している。処方された薬を飲み残して生じる残薬は年間475億円にのぼると試算される。また、調剤薬局やドラッグストアの薬価の問題、薬剤師不足も取りざたされている。こうした薬剤にまつわる様々な課題を解決に導くツールとして期待されるのが、レセプトコンピューターや電子薬歴システムなどの調剤システムの進化である。メディコム事業部で薬局向けシステムの営業を担当する大塚は、システムの役割をこう語る。
「始まりはレセプトコンピューターでしたが、以降、電子薬歴システムやスマホを使った電子お薬手帳サービスなど薬局においてITの活用は広がりを見せています。弊社の調剤システムは、薬剤師の服薬指導のサポート、薬剤の在庫管理、患者さんの待ち時間短縮など、患者さんのお薬に関わる多様な局面で幅広く役立てられているのです」
大塚はこれまで薬局チェーン向けのシステム導入の大型案件を数多く手がけてきた。なかでも最大の案件となったのが、2016年度に担当した流通大手チェーン薬局における新調剤システム構築プロジェクトである。
「じつは10年以上前にも話が浮上し、何度かプレゼンに参加したのですが、チャンスをモノにできなかった。それがようやく勝ち取れたのです」
提案資料を何度もつくり直し、見積りを詰めて、つかんだプレゼン。しかし、大変なのはここからだった。わずか1年弱でシステムの仕様確認や調整を経て、稼働まで一気にもっていく。しかも、導入店舗は全国300店に及ぶのだ。
「プレゼンを勝ち抜いたのはうれしかったのですが、その喜びは『本当に導入できるのか』という不安にあっというまにかき消されていきました」

日本の医療の未来は、医療ITの進化にかかっている

これまで経験したことのない大型案件にどう立ち向かうか?

このプロジェクトが大塚の肩に重くのしかかったのは、規模の大きさや納期の短さだけが理由ではない。これまで経験した導入案件ではシステムをパッケージで納品し、初期設定や稼働確認の段階で導入業務は完了していた。しかし、今回は企画から開発、運用に至るまですべての工程を請け負うシステムインテグレーターとしての対応を求められたのだ。
「先方企業がすでにもっているシステムとどう連動させるか。先方から提供された業務フローをもとに、導入前後を比較する資料を作成し、仕様に合わせてカスタマイズ部分を絞り込んでいく。弊社の開発部門とお客様の間を私が行き来するわけですが、窓口や運営は別会社が関わっていて情報が錯綜し、トラブルの連続でした」

内容を見て、問題を切り分けて、優先順位を決めて一つひとつ取り組んでいく。絡み合った糸をほぐして選り分けていく道のりは思った以上に険しかった。次から次と生じる問題に頭を抱え、心が折れそうになる日もあったと大塚は振り返る。しかし、毎週月曜日に開催される営業の定例ミーティングがまき直しを図る場となった。
「それぞれに案件を抱える営業が一堂に集まって、進捗報告や情報を持ち寄る。そうした場で、視野を広げるアイデアをもらうことでなんとか前を向き、走り続けることができたと思います」何度もお客様と打合せを繰り返して情報を整理し、代理店と協力し合いながら、仕様・実装・テストなどの工程スケジュールを調整していった。

新調剤システム構築プロジェクトスケジュール 新調剤システム構築プロジェクトスケジュール

不可能を可能するチームワークがメディコムの強みだ

紆余曲折を経て、短期間で立ち上がった調剤システムは稼働テストを無事終えた。次は、全国約300店舗に導入し、同時期に稼働をスタートする第二フェーズに入る。店舗のシステム導入作業、さらには各店の薬剤師や事務員への研修を短期間で進めていく必要があった。
「全国300店舗での導入をほぼ半年で完了するのは、PHCにしかできないことだと思います。弊社には、レセコンの黎明期からお付き合いのある代理店や保守会社がいる。導入は保守会社が現地で作業し、代理店はリモート操作で設定をチェックするバックアップ体制を組み、研修では代理店の担当者のみならず弊社の社員が応援に駆けつけ、全国9ケ所で計59回開催しました」
研修の場では、薬局の担当者から、現場の負担となっていた伝票処理が合理化されたことや画面のインターフェイスがわかりやすくなったことが喜ばれた。かつてない大型プロジェクトを経験し、大塚はあらためてメディコムの強みを実感したと振り返る。
「メディコムの強みはチームワークだと思います。営業チームの仲間、開発部門との連携、代理店のネットワーク、どれが欠けてもこのプロジェクトは成し得なかったと思います」
今回、システムインテグレーターとしての業務に先鞭をつけられたことは大きな第一歩になった。
「今になって振り返れば、弊社の代理店との情報共有や連携、カスタマイズの組み立て方、運用試験の手法など、反省すべき点はいろいろあります。しかし、パッケージ製品ではなく、システムを要件定義から作成する流れを経験できたことは、今後の事業を広げる足がかりになるのではないかと思います」
大塚が中心となってやり遂げたプロジェクトは、2017年、社内のグループ・オブ・ザ・イヤーに輝いた。その達成感は大きいのだろうか。
「確かに達成感はありますが、法改正、ユーザー要求と仕様の乖離など、対応すべき問題は日々生じています。導入して終わりではなく、導入いただいたお客様に今後どう寄り添っていけるかで、ようやく本当の信頼関係が築けると考えています」

不可能を可能するチームワークがメディコムの強みだ

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