PHCを選んだ理由は?
大学ではプログラミングを学び、ソフトウェア開発者になることを夢見ていました。どの業界が向いているのかと悩んでいたとき、看護師の友人から「医療現場は慢性的な人手不足にある」と聞きました。そのとき、「ITの力をもっと医療に活用すれば、現場で働く人の手助けができる」と目標が生まれたのです。私がPHCに魅力を感じたのは、電子カルテ、診断機器、研究・医療支援機器など幅広く展開していること。ITの技術を医療のさまざまな現場に生かすチャンスがあると思いました。
今、どんな仕事をしていますか?
入社1年目から、患者さんの血液成分を測定するPOC生化学分析装置のソフトウェア開発に携わっています。コア部分の開発なので「新入社員の私でいいの!?」と驚きと不安でいっぱいでしたが、ソフトウェア担当者の先輩方にアドバイスいただきながら、またチームの化学や電気などの技術者と連携しながら、ゼロから進めていきました。私が担当したのは手術やケガ、感染症による炎症を示すCRPを測定するソフトウェアの開発。試薬の反応からCRP値を算出するソフトウェアを手がけました。CRP測定は術後の管理や感染症の早期発見に役立つもの。医療の向上に貢献できる仕事だと誇りを感じています。
どのようなところにやりがいを感じますか?
ものづくりの手応えを感じられること。パソコン画面に向かってプログラミングするだけでなく、開発チームでアイデアを考えたり、実験に立ち会うなど、新しい技術や製品が生まれる過程をリアルに感じられます。また、今年は入社以来携わってきたCRPの分析装置がいよいよ製品化され、欧州を皮切りに世界の医療現場で使われます。IT技術を医療に役立てられることにやりがいを感じています。
PHCはどのような会社だと思いますか?
若手が活躍できるチャンスがいっぱいある会社です。入社1年目からゼロからの開発を携わらせていただいたことで、ソフトウェア開発の一連の流れを学ぶことができました。PHCはさまざまな専門分野をもつ研究者が集まっているので、新しいものを生み出したい人には最高の環境だと思います。
社名の由来であるPrecision(精緻)をどう実現していますか?
“ベストは何か”を考え続けて、そこに向かって試行錯誤を重ねることです。ただ高機能な装置を目指すのではなく、使う人の立場になって、無駄を削ぎ落とし、いかに使いやすさや正確さを実現するかを考え抜く。それがPHCの開発者としての使命だと考えています。
PHCを目指す学生にメッセージをお願いします。
PHCは、学生時代の経験を生かし、自分のやりたいことを実現できる会社だと思います。さまざまな分野の研究者が集まっているので、視野が広がり、自分自身も成長できる場所です!