PHCグループは、2022年11月に中期経営計画「Value Creation Plan」を改定しました。その中で事業の成長領域を定義づけ、今後の事業成長を牽引するための柱を明確化し、同時にESG経営の強化を加速させることを宣言しました。これまでは各事業子会社が個別にCSR活動を推進してきましたが、この度、グループとしての重要課題(マテリアリティ)を明確にし、グループ一丸となってサステナビリティに取り組む決意を表明しました。
「わたしたちは、たゆみない努力で健康を願うすべての人々に新たな価値を創造し、豊かな社会づくりに貢献する」ことを経営理念としています。サステナビリティの観点で、事業活動を通じて社会課題の解決に寄与することは、私たちの経営理念で目指す姿であり、最重要経営課題の1つでもあります。このような認識のもと、PHCグループをあげて我々が優先的に取り組むべき11の重要課題を特定しました。
「環境」の分野では、「気候変動への取組」「省資源化による環境への配慮」「サーキュラーエコノミー社会の推進」の3つのグローバル環境課題に重点的に取り組みます。「社会」の分野では、我々の製品・サービスの特徴や強みを基盤に社会貢献します。また、職場の多様性と人財が生き生きと働くことを重要視しています。「ガバナンス」の分野は、重要性が一層高まっていくことを認識しています。コーポレートガバナンスやリスクマネジメント、情報セキュリティの強化における課題が抽出できたと考えています。これらの重要課題を設定する上で、どのように社会課題の解決に貢献できるか議論し、SDGsマトリックスに整理しています。
今後も、変化し続ける社会課題を意識し、継続的に重要課題や目標値を更新すると共に、私たちの取り組みを積極的に情報公開していきます。
PHCグループは、事業成長に対する高い目標を掲げ、その目標に向かって挑戦し続けることで新たな価値を創造する企業でありたいと考えています。サステナビリティも同様に強い意志で取り組み、PHCグループだからこそできる実現できる「豊かな社会づくり」への貢献を果たしてまいります。
代表取締役社長CEO
宮﨑正次

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