～中央社会保険医療協議会 総会（第594回　9／11）《厚生労働省》～

中央社会保険医療協議会の総会が11日に開かれ、厚生労働省は、病棟再編に伴いDPC制度から新たに4病院が退出することになったと報告した。うち3病院は2024年度診療報酬改定で新設された「地域包括医療病棟」に転換する(資料P1参照)。

4病院は、▽医療法人マックシール巽病院（大阪府）▽社会医療法人ONEFLAG 牧病院（大阪府）▽社会医療法人垣谷会明治橋病院（大阪府）▽医療法人聖真会渭南病院（高知県）。

いずれも病棟の再編に伴う退出で、渭南病院は地域包括ケア病棟に、残り3病院は地域包括医療病棟に転換するという。

24年度の診療報酬改定では、DPC対象病院の基準に「調査期間1カ月当たり90件以上」のデータ提出が加わった。26年度の改定以降は、DPC対象病院の参加・退出をこの基準で判定することになっている。病棟再編など病床機能の転換のため、DPC対象病院が診療報酬改定以外のタイミングで緊急に退出する場合は、厚労省保険局医療課が退出の可否を審査・決定する。

7月に着任した林修一郎医療課長はこの日、4病院が提出した申請書を確認しての退出を認めることを決めたと報告した。マックシール巽病院は11月1日付で、ほかの3病院は12月1日付で退出する。病床機能の転換に伴うDPCからの退出は6月に2病院、7月に4病院の報告があり、それら6病院のうち5病院は地域包括医療病棟に転換するとしていた。

（資料公表日 2024-09-11／MC plus Daily）

資料：DPC対象病院の退出に係る報告について