ニュース7月28日(火)
エプレディア、病理検体管理の自動化ソリューションを上市、がん診断における検体トレーサビリティ強化を支援
— BlockTrackerおよびSlideTrackerが病理検体の保管・管理を自動化 病理検査室の業務効率化とコスト削減に貢献 —
【本プレスリリースは、エプレディアが2026年7月28日(現地時間)に発表したリリースをベースに翻訳したものです。】
PHCホールディングス株式会社(本社:東京都千代田区、以下「PHCHD」)傘下で病理事業を展開するエプレディアグループ(米国ニューハンプシャー州、以下「エプレディア」)は、 病理検体向けのインテリジェントアーカイブ技術を米国の病理検査室へ提供するため、カナダに拠点を置くLab Improvements社との提携契約を締結したことをお知らせいたします。本契約により、エプレディアはLab Improvements社が開発した自動アーカイブソリューションであるBlock TrackerおよびSlide Trackerを米国市場の製品ラインアップに追加します。これにより、病理検体の保管における包括的なトレーサビリティ機能を多くの病理検査施設が活用できるようになります。
がん診断に用いられる組織検体の保管・管理業務は、依然として手作業に依存しており、生産性を低下させる隠れた要因となっています。検査件数が増加し、慢性的な人手不足が続く中、検体ブロックやスライドが1つでも誤って保管されると、ワークフロー全体の停滞を招きかねません。Block TrackerおよびSlide Trackerは、病院、大学付属病院、検査委託機関、がんセンターで働く病理医や検査部門責任者を対象に設計・開発されました。病理ブロックやスライドの仕分け、保管、検索を自動化することで、手作業による整理が不要となり、検体の紛失リスクが低減されるほか、病理部門の人的リソースをより専門性の高い業務に時間を割くことができるようになります。
Block TrackerおよびSlide Trackerは、検体の「管理履歴」を構築・自動化します。病理組織作成工程から外部の保管施設に至るまで、各検体の所在や取り扱い履歴を網羅したデジタルならびに物理的な記録を確認することができます。
本ソリューションの中核となるのは、病理ブロックやスライドを実物とデジタルの両面で管理できる機能です。保管場所を問わずに検体を容易に管理できるほか、省スペース化を実現し、施設内外の病理検体の保管を最適化します。Block Trackerは、規模の大きさに関わらずいかなる検査室にも対応した高処理能力のカセットアーカイブシステムです。1台で病院全体での運用を担い、1時間あたり最大1,500もの病理ブロックの処理が可能で、日常業務の流れを妨げることなく、過去の検体の取り扱いにも対応します。
SlideTrackerは、個々のスライドの取り扱い作業を自動化し、5分未満で200枚のスライドを読み込み、バーコードに基づいて自動的に分類(セグメンテーション)を行います。
本システムは、検査室の既存の業務フローに適合するように設計されており、スライドおよびカセット向けSlide Mateレーザープリンター・シリーズをはじめとするプレディア製品とのシームレスな連携を実現します。また、既存の週次または月次の検体アーカイブ作業を維持しながら導入できるほか、あらゆる臨床検査情報システム(LIS)やIT環境との統合が可能です。さらに、一般的な病理ブロックやスライド収納容器を活用できます。直感的に操作できる一元化されたデータベースには、高度な分析機能とレポート機能が搭載され、研究室内のどのワークステーションからでもアクセス可能です。その結果、検体の保存期間全体にわたる完全な管理履歴に加え、検体の誤分類や紛失のリスクを大幅に低減し、保管スペースの削減と長期的な外部保管コストの最適化に貢献します。
エプレディアの社長を務めるSteven Lynumは、次のように述べています。
「がん診断においては、効率性と信頼性の双方が極めて重要です。インテリジェント自動アーカイブ機能により、お客様は処理能力と効率性のどちらかを選ぶ必要はありません。エプレディアは、病理検査室が限りある時間をより有効活用し、安心して業務に専念できる環境を提案することで、患者さんへのより良い医療提供を支援してまいります。」
製品デモまたは価格に関するお問い合わせは、エプレディア営業担当者までご連絡いただくか、以下のウェブサイトをご覧ください。URL: www.epredia.com
Epredia Holdings Ltd.(エプレディアグループ)について
Eprediaは、グローバルに展開する日本発のヘルスケア企業であるPHCホールディングス株式会社(証券コード 6523 東証プライム)とその傘下の事業会社を総称するPHCグループのメンバーです。当社は、2019年にPHCホールディングス株式会社によるThermo Fisher Scientific, Incの病理事業の買収によって誕生した、病理学・組織学・細胞学の領域で用いる機器・消耗品など、包括的なソリューションを提供するグローバルリーダーです。85年以上にわたって業界のパイオニア、イノベーター、優れた基準の象徴として信頼されてきた主要ブランドのErie、Menzel、Microm、ShandonおよびRichard Allaenを擁し、精緻ながん診断を行うためのソリューションを提供しています。世界中の患者さんのがん診断を強化することで生活を豊かにすることをミッションとして米国、英国、イタリア、フランスおよび中国にある主要拠点で、約1,200人の従業員が働いています。
Eprediaおよびその製品に関する詳細情報については、下記のウェブサイトをご覧ください。
URL: www.epredia.com(日本専用サイト: www.phchd.com/jp/epredia)
PHCホールディングス株式会社(PHCグループ)について
PHCホールディングス株式会社(証券コード 6523 東証プライム)は、健康を願うすべての人々に新たな価値を創造し、豊かな社会づくりに貢献することを経営理念に掲げるグローバルヘルスケア企業です。傘下にPHC株式会社やアセンシア ダイアベティスケアホールディングス、エプレディアホールディングス、株式会社LSIメディエンス、ウィーメックス株式会社、メディフォード株式会社などを置き、糖尿病マネジメント、ヘルスケアソリューション、診断・ライフサイエンスの事業領域において、開発、製造、販売、サービスを行っています。2025年度のグループ連結売上収益は3,644億円、世界125以上の国と地域のお客様に製品・サービスをお使いいただいています。PHCグループはPHCホールディングス株式会社とその事業会社の総称です。
https://www.phchd.com/jp