「高度医療人材養成」に50億円計上　研究力強化図る

《ここがポイント！》

文部科学省が2025年度予算の概算要求を発表。新規事業「高度医療人材養成事業」に50億円を計上し、大学病院の実情に応じた人材養成プログラムと最先端医療機器導入を支援。
また、「医学系研究支援プログラム」に26億円を配分し、研究者の活動と時間確保を一体的に支援。国際競争力低下や研究時間確保の困難さに対応し、医学系研究の抜本的強化を目指す。

～令和7年度文部科学省概算要求のポイント（8／29）《文部科学省》～

文部科学省は2025年度予算の概算要求で、新規事業として「高度医療人材養成事業」を盛り込み、50億円の経費を計上した。各大学病院が置かれている実情を踏まえた医療人材養成プログラムの実施に必要な最先端医療機器の導入を支援するとともに、医療人材養成・地域貢献機能のさらなる高度化を図っていく(資料P84参照)。

また、「医学系研究支援プログラム」に26億円を計上し、研究者の研究活動と、研究時間の確保などとを一体的に支援する。

医学系の研究については、国際競争力の低下が危惧されているほか、診療も担う大学病院の医師は「研究時間の確保が困難」としている。そのため文科省は、医学系研究支援プログラムにより医学系研究の研究力の抜本的な強化を図る。

（資料公表日 2024-08-29／MC plus Daily）