佐藤 浩一郎
PHCホールディングス株式会社
代表取締役副社長/COO/CSO
糖尿病マネジメントドメイン長
収益性維持、改善
BGM:注力セグメント強化とコスト最適化による収益性改善
CGM:365日センサの販売強化
営業利益率改善幅:2.5%(FY24~FY27)
糖尿病マネジメントドメインは、80年以上にわたり、糖尿病患者さんがご自身の健康状態を把握できるよう支援しています。現在、私たちの製品は世界90以上の国と地域で利用されています。
2025年度は、BGM事業が、市場縮小の影響を受ける中でも順調に推移しました。特に先進国市場において好調に推移し、米国では売上の増加に加え、新製品の投入もあり、民間及び政府系医療保険支払機関との契約を約50件獲得しました。OTCチャネルでもナショナルブランドとしてNo.1シェアを維持※しています。欧州においては、主要な市場でのリーディングポジションをさらに強固にしました。また、アルジェリアでは現地生産品の販売を開始しました。
こうした取り組みに加え、2025年度は2つの大きな決断を行いました。1つ目は、 CGM販売事業の譲渡です。当ドメインでは、BGM事業に加え、Senseonics社とのパートナーシップを通じてCGMソリューションも提供してきました。一方で、当該事業が成長を続ける中、BGMとの事業モデルの乖離が大きくなったため、Senseonics社傘下で開発・製造・販売の一貫した体制を構築することが事業成長の加速に最適であると判断し、CGM事業を譲渡いたしました。また、この判断はポートフォリオ管理強化を重要課題として掲げる中期経営計画2027の方針に基づいたものであり、これにより、当ドメインの収益性は大きく改善する見込みです。
2つ目は、BGM事業部長兼アセンシア ダイアベティスケアホールディングス社長の交代です。これまで両組織を率いてきた私の後任として、2026年4月にピーター・ボドルンド氏へその役割を引き継ぎました。ボドルンド氏は20年以上にわたり医療業界でシニアリーダーとして経験を積み、2022年よりアセンシアのCOOを務めてきました。同氏の豊富な経験とリーダーシップが、糖尿病マネジメント事業の持続的な発展を力強く牽引してくれるものと期待しています。
2026年度は、新体制のもとで迎える最初の事業年度です。引き続き、糖尿病マネジメントのリーディングカンパニーとして、糖尿病患者さんの生活の質(QOL)向上に尽力してまいります。