導入メリット
業務全般のIT管理により
安全・円滑な透析を実現
透析の経過データ(左下)と処方データ(右下)を電子カルテ画面に取り込むことができる(上は取り込み後画面)。
勤務医時代に痛感していた紙運用での透析の課題を踏まえ、「完全ペーパーレス環境」の構築を目指した髙橋先生。「透析のIT管理、その情報の電子カルテ管理により、設定や転記ミス等のヒューマンエラーをなくしたかった。それが可能になった」と強調しています。
たかはしクリニックのシステムでは、電子カルテと透析管理システムで透析記録や実施データを共有できます。このため髙橋先生は、外来患者を診察しながら透析経過を正確に把握することが可能です。それゆえ診察室の電子カルテ端末で医事会計を含む当日のカルテを迅速に作成できることが、透析業務の効率化に大きく貢献しています。
利便性の面では、透析管理システムの経過データや処方データを電子カルテに取り込みカルテを作成する作業を、最小限のクリック数で行えることが医師の負担低減に直結します。また、患者の採血が必要な場合、電子カルテからのオーダーにより、スピッツに貼り付けるラベルを処置室のラベルプリンターから自動的に出力できます。それをもとに看護師が採血を実施するなど、透析業務フロー全般の円滑な流れも実現しています。
医事会計の記録・管理も
迅速かつ正確に実施できる
電子カルテ画面で連携ボタンを押すと、患者の透析管理システムの画面をカルテ画面上に迅速に呼び出すことができる。
患者さんと長いお付き合いをする透析医療では、処方歴の長期的な管理は重要です。Medicom-HRIIIの持つ処方歴と検査結果の時系列表示機能は、その実践に非常に役立っていると髙橋先生は指摘しています。
透析を含む医事会計の面においても、機器選定は大正解だったとのこと。Medicom-HRIIIは特にレセプトチェック機能に優れており、さらに薬に対する併存病名漏れ等を確認する病名チェック機能の併用により、レセプト点検のスピードアップが実現できたといいます。