PHC株式会社

CASE STUDIES 導入事例「保険薬局編」

鵜坂わだ薬局様 (富山県富山市)

導入の決め手は在宅業務の支援機能と災害時の確実なデータバックアップ

導入商品:PharnesIII-MX

富山県の中央部に位置する富山市婦中町に、ともに薬剤師の和田茂先生・圭子先生が鵜坂わだ薬局を開局したのは2011年11月のことです。
同薬局が1カ月に応需する処方せんは約2000枚。富山県薬剤師会では、病院内から地域調剤薬局へ処方せんをFAX送信するサービスを行っており、病院からの処方せん応需も増えつつあるそうです。
「この地域は高齢化が進んでいましたが、最近は若い世代や小学生などの増加が顕著です。年配の患者さんや小さな子どもがいる方は、副作用などについて心配されることが多いため、服薬指導の時間をできるだけ多くとるようにしています」と茂先生。また、在宅支援にも注力しており、処方せんをFAXで受け付け、自宅に薬剤を届けるサービスも行っています。

丁寧な服薬指導や在宅支援に力を入れ、患者を待たせずに薬剤師2人でこなす―。この課題を解決するため、同薬局では早くから薬局業務のIT化に努め、電子薬歴システムを導入していましたが、2014年10月末にそれまでのシステムから「PharnesⅢ-MX」へ切り替えることを決めました。そのきっかけは、圭子先生が学会の企業展示ブースで「PharnesⅢ-MX」を“見初めた”ことでした。
「レセコンと電子薬歴が完全融合した『PharnesⅢ-MX』は画面も見やすく、その使いやすさなどが以前のシステムより進歩していると実感しました」と圭子先生。さらに“ネットワークバックアップ機能”と“在宅支援機能”が備わっていたことが、導入の決め手となったそうです。
「電子薬歴システムは、人手の確保が難しい個人薬局にとって大きな力になります。きちんとしたシステムを選び、使いこなすことが、薬局業務の効率化と患者サービスの向上につながると思います」と茂先生は強調します。

薬局業務の効率化で人手の確保が難しい個人薬局をサポート

「PharnesIII-MX」導入のメリット

在宅支援機能はこれからの薬局の大きな味方
調剤業務を知り尽くしたシステム設計で業務の効率化と患者サービスの向上へ

■ネットワークバックアップでデータ消失を防ぐ
「PharnesIII-MX」導入の決め手となった機能の1つがネットワークバックアップ。「PharnesⅢ-MX」では、万一サーバーにトラブルが発生してもクライアント1台は継続操作ができるようになっていますが、オプションでインターネットを活用したネットワークバックアップを加えることが可能です。これにより、自然災害や不慮の事故による患者データの消失を確実に防ぐことができます。「患者さんのデータを消失させないことは、薬局の使命だと考えています」(茂先生)

■在宅支援機能で効率良く在宅業務をサポート
決め手となったもう1つの機能が、在宅業務をサポートする在宅支援機能です。「PharnesIII-MX」では、計画書や医療機関への報告書の作成、服薬指導実施状況の記録などが行えます。また、服薬指導の結果を薬歴に反映することができ、薬歴との一元管理も可能です。さらに、オプションの訪問支援接続ソフトの利用で、訪問先でタブレット端末に入力した内容を「PharnesIII-MX」に送信すると、薬歴への転記や報告書の作成が自動で行えます。「当薬局では、2015年から在宅業務の本格化を検討しており、この機能は力強い味方になってくれると思います」(茂先生)

■調剤業務を知り尽くした設計
「PharnesIII-MX」を使い始めて、その操作性や機能性の良さを実感したと、両先生は口を揃えます。「例えば、今回処方と過去4回分を同時に表示でき、さらに変更された部分が色分け表示されるため、スピーディーに確認できます。また、同一の診療科目で過去処方を素早くチェックできるのも非常に便利です。こうした機能は作業時間の短縮に加え、患者さんへの的確な確認にもつながり、薬局への安心感・信頼感が得られるのではないでしょうか」と圭子先生は指摘します。
長期投薬患者の来局予測が表示できるのも利便性が高いとのこと。
「後発医薬品の処方割合の増加に伴い、備蓄医薬品数も急激に増加しています。この来局予測機能を在庫管理に活用すれば、医薬品在庫の無駄をなくすことができます。また、在庫確認もスムーズに行えると事務スタッフにも好評です」と茂先生は顔を綻ばせ、次のように語ります。
「添付文書をPDFで確認できるほか、ハイリスク薬についての確認結果を時系列で参照できるなど、『PharnesIII-MX』は調剤薬局の業務を熟知して設計されたシステムだと思います。確認項目がしっかり設定されているため、患者さんへの確認漏れが確実に防げます。特に来局者数が多いときには、『PharnesIII-MX』の存在の大きさを感じます。質問に対してインストラクターからすぐに回答が得られるなど、サポート体制が優れているのもメディコムの良さですね」

薬局業務の効率化と患者サービスの向上を両立する「PharnesIII-MX」

富山市婦中町の鵜坂わだ薬局では、2014年11月、保険薬局用電子薬歴システム「PharnesIII-MX」を新たに導入、稼働させています。導入の大きな決め手となったのは、災害時にも確実にデータを保存できるバックアップシステムと、在宅業務を強力に支援する機能が搭載されていることでした。

取材日:2014年12月


鵜坂わだ薬局

職員:常勤薬剤師2名、医療事務3名(内パート1名)
富山県富山市婦中町分田76-1

地域密着型保険薬局の果たすべき役割

IT機器やシステムを上手く使いこなすことが薬剤師の大きな武器になる

超高齢社会となったわが国では、健康寿命の延伸が大きなテーマになっています。鵜坂わだ薬局では糖尿病や痛風などの患者さんに対し、丁寧な生活指導を行っています。また、在宅支援にどう取り組むかは薬剤師の試金石となる、と茂先生は指摘します。「国が推進する地域包括ケアシステムの中で、薬剤師の在宅訪問業務は大きな柱の1つです。薬剤師にとっても、技能を十分に発揮でき、何より体の不自由な高齢の患者さんの力になれるなど、非常に重要な業務です。薬局にとってのポイントは、少ない人数でいかに効率良く在宅業務を行うかということですが、IT機器やシステムを上手く使いこなすことが大きな武器となります」機械ができることは機械に任せる―。薬剤師の機能を高め、社会が求める役割を果たすためには、そうした視点も必要だと茂先生は考えています。