PHC株式会社

CASE STUDIES 導入事例「保険薬局編」

マロニエ薬局様 (鹿児島県鹿児島市)

マロニエ薬局 管理薬剤師 栃木 崇寿 先生

マロニエ薬局 管理薬剤師

栃木 崇寿 先生

様々な電子薬歴システムの中で
「最も見やすく、使いやすい」と評価

導入商品:Pharnes III-MX

マロニエ薬局は、鹿児島市宇宿に今年4月1日に開局。内科、呼吸器科、アレルギー科を標榜する近隣のクリニックを中心に1カ月当たり約900枚の処方箋を応需しています。同クリニックの院長が喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)の治療で高名のため、離島や県外からの受診者も多いとのこと。
「COPDに加え、咳喘息の患者さんが多く来局されます。3週間以上続く咳を唯一の症状とする咳喘息は、喘息への移行が臨床的な問題となっており、早期の治療が重要だとされています。COPDや咳喘息では気管支拡張薬や吸入ステロイド薬などが処方されますが、症状が軽快しても自己判断で中止せず、服薬を継続していただくよう指導しています。また、吸入薬ではデバイスの使い方を誤るケースも多いので、患者さんの理解度を確認しながら、正しい操作手技を丁寧に説明するように心がけています」と同薬局管理薬剤師の栃木崇寿先生は話します。

高齢者の場合は他の疾患を合併していることが多く、処方される薬も増えてしまいます。「薬物相互作用への注意をはじめ、過去薬歴も参照して患者さんの状態を把握することが必要となりますが、そうした際に電子薬歴の有用性が発揮されます」と栃木先生は指摘します。そして、様々な電子薬歴に触れた中で、「最も見やすく、使いやすかったのが『PharnesIII-MX』でした。使っていくうちに、操作性・機能性が優れていると改めて実感したことから、マロニエ薬局では迷わずこれにしようと考えていました」と振り返ります。
レセコンと一体化し、薬局業務の効率化に寄与するとともに、患者さんの状態を把握しやすく、より患者さんに合った服薬指導や提案を可能にするシステム──。栃木先生は「PharnesIII-MX」をこう位置づけています。

「調剤報酬集計」や「薬剤使用量予測機能」など薬局経営をサポートする帳票類も豊富

「PharnesIII-MX」導入のメリット

患者さんの状態を把握しやすく、より適切な指導が可能に

■ スムーズな薬歴作成
「PharnesIII-MX」では、薬歴表紙、監査情報、過去薬歴などを一度に表示できます。栃木先生は「必要な情報が一画面で確認でき、処方監査、薬歴作成がスムーズに行えるのが、大きなメリットです」と指摘します。
マロニエ薬局では、今回処方と過去2回分の調剤内容、指導内容を横並びで表示し、処方内容変遷を確認しているとのこと。過去処方を比較して変わった部分は色分け表示されるので、処方内容の変更をスピーディーに確認できる点も優れており、「継続した服薬指導ができる」と栃木先生は評価します。
また、「PharnesIII-MX」は初回/再来テンプレートを持ち、初回来局時のアンケートから再来時の確認事項まで、薬歴に記載が必要な事項をもれなく記入することが可能。栃木氏は呼吸器疾患の症状に合わせた定型文を作成するなど、より使いやすいようにカスタマイズしています(図1)。

■ 必ず開く「くすりのしおりデータベース」
同薬局では、「PharnesIII-MX」に搭載された医薬品に関する豊富なデータベースも活用しています。
「患者さんに説明するため必ず開いているのが、くすりのしおりデータベースです。PDFで見ることができる添付文書データベースや医薬品写真のデータベースも活用しています。また、後発医薬品の調剤も多くなっており、先発品と後発品の違いをわかりやすく表現した帳票を簡単に発行できる後発医薬品データベースは利便性が高いといえます」(栃木先生)

■ 薬局経営のサポート機能
薬局経営をサポートする豊富な帳票類も「PharnesIII-MX」に組み込まれています。栃木先生は、調剤報酬の全体像や調剤基本料などの各項目の金額、構成比などを把握できる「調剤報酬集計」(図2)をよく利用しているそうです。
また、今後活用したい機能として、「薬剤使用量予測機能」を挙げます。これは、指定した期間内に来局予定の患者を抽出し、薬剤の予測使用量を算出するというもの。不足量(発注量の目安)が自動算出されるので、計画的に発注してデッドストックを減らすことができます。

■ 在宅訪問への活用も視野に
 同薬局は在宅訪問にも取り組んでいますが、オプションの訪問支援接続ソフトを利用すれば、iPadを使って訪問先で服薬指導などの実施内容を入力でき、その結果を『PharnesIII-MX』に送信することで薬歴への転記、報告書の作成が自動で行えます。栃木先生は「訪問数が増えたら導入を検討したいですね」と話します。

PharnesIII-MX導入のメリット

必要な情報を一画面で確認できる利点を活かし、個々の病態に適した指導を実施

2鹿児島県鹿児島市のマロニエ薬局は、開局に当たってメディコムの保険薬局用電子薬歴システム「PharnesIII-MX」を採用しました。様々な電子薬歴の中で、「最も見やすく、使いやすい」と評価され、「PharnesIII-MX」が選ばれました。同薬局は、「PharnesIII-MX」を「患者さんの状態を把握しやすく、より患者さんに合った服薬指導や提案を可能にするシステム」と位置づけて活用しています。

取材日:2017年5月

マロニエ薬局 栃木 崇寿 先生

マロニエ薬局

マロニエ薬局

職員:常勤薬剤師1名、非常勤薬剤師1名、医療事務3名
鹿児島県鹿児島市宇宿2-25-30

地域密着型保険薬局の果たすべき役割

気軽に声をかけやすく、相談しやすい薬局づくりを目指したい

患者さんが気にされることの1つに「薬剤の変更」がありますが、病院やクリニックで質問しようとしても、つい聞きそびれるということがあるようです。そうしたとき、気軽に声をかけやすく、相談しやすい薬局づくりを目指したいと考えています。
もちろん、処方薬に関することだけではなく、健康の維持・増進および疾病の予防という観点から、セルフメディケーションを推進する役割も担っています。また、地域密着型の薬局としては、医療や介護に携わる多くの方々と連携しながら、薬局しかできないことを確実にこなしていくことが求められます。その実現のためには、時間的にも精神的にも余裕が必要ですが、ITシステムを上手く活用し、広範な知識の習得とともに、患者さんとの信頼関係を構築したいと思っています。

マロニエ薬局 管理薬剤師 栃木 崇寿 先生