同薬局グループでレセコン一体型の保険薬局用電子薬歴システム『Pharnes』シリーズを導入しているのは漆畑先生が理想とする『薬剤師が患者さんにとって身近な存在となる』ための条件を満たしているからと言います。
導入の際に特に重視したのが、帳票類の見やすさです。この点は患者さんの飲み間違いなどのリスクにつながる部分なので非常に重要ですが、『Pharnes』シリーズの帳票は薬剤の写真入りで出力されるため患者さん目線でとても分かりやすいのが特徴です。
在宅に取り組む薬局にとってもメリットに感じる部分は多いと思います。例えば、在宅業務の報告文書作成機能はかなり詳しく様式が作られているので、初心者の薬剤師が在宅に出た際にどんな項目をチェックすればいいかが分かりやすく設計されています。逆に、熟達した薬剤師の場合は項目を自由に変更して使うなど、薬剤師の熟練度や好みに応じてカスタマイズできるので応用性も高いですね。また在宅訪問の予定管理表を作成する機能が備わっている点も非常に便利です。
患者さんに寄り添う薬局であるためには、電子薬歴システムは機能性と同じくらい、使い勝手の良さも重要視しています。その点、PHCの『Pharnes』シリーズは、シンプルで複雑さがないので誰にでも使いやすい。使用歴に関係なく誰もが高い質を保ちながら使用できるのはもちろんのこと、アフターフォローが充実しているのもポイントです。トラブル時には、顔の見える訪問サポートと素早い遠隔サポートを駆使した対応で解決できるところも安心につながっています。
また漆畑先生はPHCに対してさらに先を見据えた期待を寄せています。
「トップシェアのメーカーのシステムを使うメリットはこの先にも出てくると考えています。今、オンライン資格確認が注目されていますが、マイナンバーカードの普及とともに国も将来的に地域医療ネットワークの構築も進めて行く方向です。このようなインフラ整備は大手メーカーだからこそ推進していける力があると思います。私たちが取り組む社会課題への解決にも一緒になって乗り越えていければ」。
地方の一つの地域の問題を解決することが日本全体の未来を作ることにも繋がっていきます。