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クリニック開業コラム

開業のメリット・デメリット

開業するか否か!? 客観的な判断のために

「医者の不養生」とはよく言ったものです。長時間労働が常態化している多くの勤務医にとって、充分な睡眠や適度な運動、バランスのとれた食事は、想像以上に手に入れがたいものだとか。なかには過酷な労働環境から抜け出そうと「クリニック開業」を模索する先生方も相当数いらっしゃるでしょう。ですが、そんな現実逃避にも似た消極的な動機で、クリニックの経営を軌道に乗せていくことができるでしょうか。あえて厳しく言うならば、そもそも開業すら難しいかもしれません。漠然とした開業願望に流される前に必要なのは、クリニック開業の具体的なメリットとデメリットを知ること。客観的な判断材料を揃えてこそ、明確な人生設計ができるというものです。

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開業医の平均年収は、勤務医の約1.7倍!

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開業医として独り立ちすることの大きなメリットとして、まず収入の増加があげられます。厚生労働省の調査によれば、病院勤務医の平均年収は1,479万円だったのに対し、開業医の場合は2,500万円ほど(平成21年度「医療経済実態調査」より)。約1.7倍もの格差、しかもそれを得るための労働時間も短くて済むとなれば、開業医に憧れるのも無理はありません。ですが、その魅惑の高収入も経営状態しだい。収益が常に安定しているとは限らないのです。また、開業時に借り入れた負債の返済義務に加え、24時間負うことになる経営者としてのプレッシャーは、医療面だけに集中したい医師にとってはかなりのマイナスポイントだと感じられるはず。その責任とリスクを負えるかどうか、ぜひご自分にとっての「働くことの意義」を見つめ直して検討なさってください。もしもその覚悟があるのなら、大幅な年収アップが見込める開業を選択しない手はないと言えるでしょう。

開業することは、理想の医師像に近づくこと

また、自分なりのスタイルでしっかり患者と向き合えることも、医療従事者としては無視できない開業のメリットです。勤務医と違って仕事の裁量は自身で決定できるため、自己の診療ポリシーを貫き通すことができますし、医局での人間関係に煩わされることもありません。うまく時間をやりくりすれば、プライベートの時間もたっぷりと確保でき、ひいては仕事への意欲もより高まっていくことでしょう。さらにこれらのメリットは、質の良い医療の提供という、新たなメリットにも繋がっていくはずです。ただし、この自分のペースで医療行為を実践していける点についても、メリットとデメリットは表裏一体。時間や労務の管理が苦手な先生の場合、勤務医時代以上のハードワークになり得るため、自身の適性を事前に見極めておくことが重要です。同僚の先生方から客観的意見を募ってみても良いでしょう。一国一城の主となり、地域住民の健康に貢献する…。夢だったワークライフバランスを実現し、医師として、そして人として充実した日々を送る…。開業後の自分自身にそんなイメージを持つことができるのなら、今こそ決断すべきタイミングなのかもしれません。どうか心の軸をブラさないよう、周囲に流されることなく熟考なさってください。

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開業の主なメリット 開業の主なデメリット
収入大幅アップの可能性
ワークライフバランスの実現
自分が理想とする医療を追求できる
など
収入の不安定化
経営者としてのプレッシャー
時間や労務の管理負担増
など

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