PHC株式会社

CASE STUDIES 導入事例「保険薬局編」

伊敷調剤薬局様 (鹿児島県鹿児島市)

伊敷調剤薬局 イメージ

有限会社伊敷調剤薬局 代表取締役・管理薬剤師

大原 洋一 先生

薬局業務における時間や労力の無駄をなくし薬歴内容の充実に大きく貢献

導入商品:PharnesIII-MX

鹿児島市の中北部に位置する伊敷(いしき)で、大原洋一先生が伊敷調剤薬局を開設したのは1993年。皮膚科・外科・胃腸外科・呼吸器内科などを標榜する近隣のクリニック・24時間対応の救急病院などを受診した患者さんが来局することが多く、1カ月に1500~1700枚の処方せんを応需しています。
近隣のクリニックは特に熱傷治療で知られ、県外からも多くの患者さんが受診します。また、外科や内科を受診する患者さんも多いため、薬局の来局者も、湿疹や熱傷、創傷などの急性疾患の患者さんと、生活習慣病などの慢性疾患の患者さんに大きく分かれています。そのため大原先生は、それぞれの疾患に応じて薬歴の記載や服薬指導のやり方を工夫しています。
「急性疾患の患者さんはお薬手帳を忘れてしまったり、早めに帰宅して安静にすることを望む方が多いですから、初回に多くの情報を得ようとするよりも、他に服用中の薬剤を確認し、相互作用に注意して服薬指導を行います。一方、慢性疾患の場合は近隣の医療機関の先生方から『食事や睡眠、排便の状況をチェックしてほしい』という要望をいただいています。そのため残薬状況などとあわせて確認し、フィードバックするようにしています」

特に、高齢者は医師に対する遠慮から質問や相談を控えることが少なくなく、そのようなケースで医師と患者さんの橋渡しをすることも、地域密着を目指す調剤薬局の役割の1つだと大原先生は強調します。
伊敷調剤薬局では、これまで電子薬歴とレセコンを別々に導入しており、シームレスな連携という面で難がありました。そこで、電子薬歴とレセコンが完全融合した電子薬歴システム「PharnesIII-MX」を昨年11月に導入。豊富なデータベースやスムーズな操作性により、「時間や労力の無駄が省け、その分薬歴内容の充実に結びついています」と大原先生は高く評価しています。

電子薬歴とレセコンが完全融合
スムーズな薬歴記入や待ち時間短縮も可能に

「PharnesIII-MX」導入のメリット

多彩なデータベースを搭載
後発医薬品データベースで窓口負担金額の比較表も簡単に発行

■会計や処方修正もスムーズに
大原先生はまず、電子薬歴とレセコンの完全融合を果たしている点を「PharnesIII-MX」のメリットとして挙げます。「薬歴画面とレセコン画面を簡単に切り替えることが可能で、また複数のスタッフが同時に見ることができます。また当薬局では4台を導入、同時に計算できるため、患者さんの待ち時間短縮につながりました。疑義照会などの結果、処方内容の修正が必要になっても、レセコンと電子薬歴が一体化しているのでスムーズに処方修正できます」

■多彩な機能が薬歴の充実につながる
また、電子薬歴としての使いやすさや多彩な機能も高く評価しています。「熱傷などの場合、患部の違いがありますが初回の注意点などの説明はどの患者さんに対してもほぼ同じ内容なのですが、紙薬歴では同じ説明を繰り返し書かなければならず、効率がよくありません。電子薬歴システムでは、自分たちが作ったテンプレートの定型文を利用すれば効率よく記入できるうえ、『PharnesIII-MX』は添付文書を参考に薬歴に活用したり、服薬指導の文章を参考にして独自にカスタマイズすることも可能です。時間を無駄にせず、使うたびに情報が蓄積され薬歴として残せる情報量が紙薬歴と比べて格段に増えるため、大変有用だと思います」
さらに、今回と過去4回分の調剤内容や指導内容が横並びで表示され、変更箇所は色付きで分かりやすく表示されることも、調剤・服薬指導の時間短縮や確認漏れの防止に役立っているそうです。

■重要性が増す後発医薬品データベース
ネットワークサービスでは、法令改正に伴い迅速にバージョンアップされ、薬価収載医薬品の品名・薬価・医薬品コードは原則として薬価収載日か、その翌日には配信されます。「添付文書やくすりのしおり、後発医薬品に関するデータベースの改訂情報がタイムリーに確認できて大変便利です。特に、後発医薬品の処方ニーズは年々増えており、後発医薬品情報の把握は今後さらに重要になると思います」と大原先生はその利便性を重視しています。
後発医薬品データベースでは先発医薬品との違いが分かりやすく表示されるほか、後発医薬品への変更による窓口負担の年間軽減額を比較した表を簡単に発行する機能も搭載されています(図)。
「一度だけちょっとしたハードトラブルが発生したことがあったのですが、代替機をすぐに用意していただけました。こうした迅速なサポート体制も大きな魅力です」と大原先生は、「PharnesIII-MX」に大きな期待を寄せています。

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「PharnesIII-MX」の多彩な機能を使いこなし患者満足度の向上を目指す

地域の「健康ステーション」を目指している鹿児島市の伊敷調剤薬局では、昨年11月、メディコムの保険薬局用電子薬歴システム「PharnesIII-MX」を導入しました。システムの活用により、薬局業務のさまざまな無駄が解消でき、待ち時間の短縮や薬歴内容の充実に結びついています。

取材日:2015年9月

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伊敷調剤薬局

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職員:常勤薬剤師2名、医療事務 常勤1名、非常勤10名
鹿児島県鹿児島市伊敷2-1-12

地域密着型保険薬局の果たすべき役割

OTC医薬品を通じた会話が
医療機関への受診勧奨や健康寿命の延伸に結びつく

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「調剤薬局はOTC医薬品を販売すべきだ」大原先生は以前、ある先輩薬剤師にこう助言されたそうです。
病院に行くほどではないが、薬は服用しておきたい─。OTC医薬品を買い求める客の多くがそう考えています。しかし、それはあくまでも自己判断であり、場合によっては、重大な病気が潜んでいる可能性があります。
「OTC医薬品を置くことで、そうした方々の症状などをお聞きし、医療機関を受診すべきかどうかをアドバイスできます。日ごろの健康上の悩みなどを相談してもらうきっかけにもなり、健康寿命の延伸や病気の重症化の防止に役立つのではないでしょうか」そのため大原先生は、厳選したOTC医薬品を多く販売できるようにし、地域の「健康ステーション」としての役割を担っていきたいと考えています。