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田町三田こころみクリニック 八丈島巡回診療所様(東京都八丈島)

田町三田こころみクリニック 八丈島巡回診療所様

医療法人社団こころみ 理事長大澤 亮太 先生

診療科目
内科、糖尿病内科、呼吸器内科、小児科(オンライン)

※本内容はインタビュー時点の情報です

インタビューを動画で見たい方はこちら

目 次

「人と向き合う医療=コミュニティクリニック」の実現

東京・神奈川で内科、心療内科を中心とした7クリニックを展開する医療法人社団こころみ。2017年4月に神奈川県川崎市に元住吉こころみクリニックを開院し、「心、身をトータルでサポートする」というコンセプトの下、クリニックそれぞれが特色を出しながら「家族や友達を紹介できる医療」を実践しています。

こころみクリニックの1つに東京都八丈島で唯一の診療所、田町三田こころみクリニック八丈島巡回診療所(以下、八丈島巡回診療所)があります。地元で診療を続けてきた岩淵クリニックの院長が2024年初めに急逝されたことがきっかけで、大学病院の医師の協力を得ながら週2回・1泊2日で派遣診療を実施。2025年4月からは影山院長が常勤する診療所として通常診療を再開しています。

同診療所では、内科外来・糖尿病/呼吸器外来・訪問の対面診療を実施する一方、小児科および専門外来をオンライン診療で提供しています。持続可能な形で島民に医療の安心を届けるという目的を、こころみグループと町立八丈病院の連携と、オンライン・対面のハイブリッド診療で実現するものです。また、こころみグループの多くは休日診療も行っていることから、同診療所も土日は派遣医師による診療を実施し、島民の利便性に応えています。

その八丈島巡回診療所で導入したのが、Medicom クラウドカルテです。

さらなる医療DX推進を見据えたクラウド型電子カルテ

こころみグループでは、内科を中心としたクリニックの2施設でクラウドとオンプレミスを組み合わせたハイブリッド型である医事一体型電子カルテMedicom-HRシリーズを運用。また、他社製のクラウド型も運用してきました。Medicom-HRシリーズについては、カルテ入力を効率化するシート入力やワンタッチ入力といったカスタマイズできる機能と、会計処理時の入力チェックや算定可能候補の通知、算定漏れをなくす算定・点検アシストといったレセコン機能を大澤先生は高く評価していました。「長年使い続けてきたウィーメックスのハイブリッド型電子カルテには信頼性があり、ついに診療所向けクラウド電子カルテを発売するという話を聞き期待を持ちました」(大澤先生)とし、八丈島巡回診療所でのMedicom クラウドカルテの導入を決定しました。

すでにクラウド型電子カルテを運用する中で、新たにMedicom クラウドカルテの導入に踏み切った理由には、Medicomが培ってきた信頼性と、使いやすさが継承されるというレセコン機能に期待したからだと大澤先生はいいます。「従来のクラウド型電子カルテはレセコン機能に課題があり、多診療科のクリニックではハイブリッド型の電子カルテを運用してきました。実績のあるMedicomのレセコン機能が実装され、かつクラウド型であるというのは非常に魅力的だと感じました」(大澤先生)。

クラウド型電子カルテにこだわった背景には、八丈島巡回診療所が対面診療に加え、川崎市や東京都区内に在籍する医師によるオンライン診療を実施するため、院外からリモート接続することなく、在籍クリニックからクラウド型電子カルテにアクセスできる環境が最良だったこともあります。さらに大澤先生が強調するのは、今後の医療DXを見据えた選択だといいます。「医療DXを推進しようと考えると、外部の様々なクラウドサービスなどを利用していくことになるのでクラウド電子カルテに大きな優位性があると思っています」(大澤先生)。

直感的に使えるUI、自動算定機能を評価

Medicom クラウドカルテのUIについて、「UIはシンプルで見やすく、直感的に使え、他社のクラウド電子カルテと比較しても遜色なくスムーズなカルテ記載ができると思います。特に所見欄のSOAP形式入力は記載しやすく仕上がっています」(大澤先生)と評価されています。

また、AI自動算定機能を搭載したレセコン機能は、カルテ内容から自動的に算定されるため、医事業務の効率化と、スキルにかかわらず算定漏れも防げると評価。「医事業務のスキルに左右されることなく正確な算定が可能になるうえ、自動算定機能を使うことでスタッフはレセプトの勉強もできるようになると思います」(大澤先生)。

また、書類関係の作成機能は、手間なくシームレスに操作ができると指摘。従来のクラウド型電子カルテではローカル側に文書フォームをダウンロードし、作成・編集後にアップロードする必要があるといいます。「共有フォルダに作成した文書を保存し、事務スタッフがまとめてアップロードしていますが、Medicom クラウドカルテはクラウド上でカルテ情報と連携して作成でき、アップロード作業もないので文書作成業務が非常に効率的です」(大澤先生)と説明します。

オンライン資格確認についても、他社製クラウド型電子カルテは資格情報を目視のうえ電子カルテに転記する作業が必要だとし、頭書情報・資格情報すべてがカルテ側に自動入力されるMedicom クラウドカルテに優位性があるといいます。

Medicom クラウドカルテについて大澤先生は、「機能的にはハイブリッド型の方がリッチであり、操作に慣れるとスピーディさはある」と指摘しつつ、「Medicom クラウドカルテは私たちが機能に合わせていけば十分に使いやすさを享受できますし、システム管理はすべてクラウド側に任せられるので、運用業務負担の軽減と安心感が得られます」と話しています。

クリニックの基幹システム、将来的な持続可能性も重要

ハイブリッド型電子カルテとクラウド型電子カルテを利用してきたこころみグループですが、電子カルテ導入を検討している先生に対し、大澤先生は次のように提言しています。

「電子カルテシステムは医療機関にとって基幹システムであり、臨床・医事の情報管理のベースとなる重要なプラットフォームです。使いやすさ、操作性は重要なポイントではあるものの、その一面だけを基準にすべきではないと思います。先生がどのような展望を持って施設を運営していくのか、どういった診療方針を実践していくのか、あるいは人的リソースがどうかで変わってくるでしょう。すでに開業されている先生などに話しを聞きながら、ご自身の展望を実現できそうなプラットフォームを選択すべきだと思います」(大澤先生)。

さらに大澤先生は、診療情報・施設業務管理の基幹システムである以上、システムが将来的に発展し、持続可能性が高いことが重要だとし、「それを実現できるベンダーの信頼性に着目することが大切」だと指摘しました。

Medicomならではの自動算定機能を評価

こころみグループの心療内科・訪問診療マネージャーで、グループ全体のシステム運用管理を担当する市来顕氏にMedicom クラウドカルテの運用性について伺いました。

市来氏は、特にMedicom クラウドカルテの算定・会計機能を高く評価しています。Medicom クラウドカルテではカルテ入力された内容をもとに、自動的に算定可能な項目を抽出するAI自動算定機能を搭載しており、「自動算定した際に算定エラーや算定漏れのアラートを表示するなど、Medicom-HRシリーズの優位点をしっかり受け継いでいると感じました」(市来氏)と語っています。

他社製クラウド型電子カルテでは診療行為をレセコンに毎回入力する必要があり、事務スタッフの業務負担になっていたと指摘。「施設基準だったり、算定要件など複雑化する中で、医療DX推進体制整備加算など新たな加算も増えてきて、事務スタッフの経験に依存した作業では算定漏れやミスを引き起こす危険性が高くなってきています。信頼性の高い自動算定の機能は、医療事務職員や医師にとって非常に心強いものになります」(市来氏)。

システム運用担当者として、市来氏はMedicom クラウドカルテのサポート体制にも注目しています。Medicom クラウドカルテでは、サポートがないBasicプランと全国的なサポート拠点体制を活かした充実のPremiumプランを用意。「多くの導入クリニックは充実したサポートが受けられるPremiumプランを契約すると思いますが、Basicプランでも回数無制限で利用できるチャットによるサポートは非常に助かると思います。また、Premiumプランは契約内容によると思いますが、今起きている問題に対して即座に解決しようという意図がみられ、非常に助かり心強いと感じています」(市来氏)と話しています。

田町三田こころみクリニック八丈島巡回診療所

田町三田こころみクリニック八丈島巡回診療所

住所:東京都八丈島八丈町三根306-1-1
診療科目:内科、糖尿病内科、呼吸器内科、小児科(オンライン)

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