5社程度の電子カルテを評価・検討したという杉本先生。「メディコムのレセコンの歴史や信頼性の高さについての評判は聞いており、システム的な安定性の高さは電子カルテでも生かされているだろうと考えました」と選定理由を述べています。
導入メリット 1
テンプレート活用で
関節所見の記載を効率化
毎回全身の関節の所見をとるという杉本先生は、関節リウマチの疾患活動性指標であるDAS(Disease Activity Score)28を用いて、全身28の関節の腫れ、痛み、その両方といった所見を記載しています。Medicom-HRIIIでの入力方法は、28関節の模式図をテンプレートで作成し、それぞれの部位で腫れや痛みなどの所見を○×などの記号で表し、プルダウンリストから選択入力できるようにしています。「マウスで選択・入力するだけなので、スピーディーな記載ができます」。
○(痛み)、×(腫れ)、○×(痛みと腫れ)などをマウスで選択でき、効率的に入力できる。
導入メリット 2
過去記事を毎回転記
効率的な記載を実現
杉本先生のカルテ記載は、過去の所見や治療歴が一覧できるよう、毎回、前回分の記事をドラッグして転記し、当日の記事を追加しています。「紙カルテを使っていたときの、過去記事のコピーと貼り付け作業を思えば、格段に効率的に記載できます」と、電子カルテのメリットを強調しています。
毎回の診療で治療歴がまとめられているため、紹介状作成も1人あたり4〜5分程度で作成できると話しています。
過去の所見や治療歴を毎回、当日カルテに転記。情報が集約されているため、紹介状作成もスピーディー。
導入メリット 3
外注検査のオンライン化で
依頼作業の効率化とミス防止
リウマチ診療では、全身の関節所見とともに血液検査の結果を組み合わせて評価することが重要な要素。杉本リウマチ内科クリニックでは、外注検査センターと連携し、検査指示入力・依頼と結果取得をオンラインで行っています。指示・依頼はシート入力で必要事項をチェックボックスで選択でき、漏れのない指示を効率的に実施。看護師の作業負担を軽減するとともに、手書きの依頼票で起こりがちなエラーや結果の入力ミスを防止しています。
外注検査センターとの連携により、検査指示・依頼をオンライン化。検査指示にはシート入力を用いて効率的に入力。