開業前に3社ほどの電子カルテを候補として検討したという渡辺先生。小児科診療に対応した機能面とともに重視したのが、販売代理店のサポート対応だと強調します。「トラブル対応や要望に十分なフットワークを確保してもらえると確信」して採用に至りました。
導入メリット 1
自分のスタイルに合った
柔軟なセッティング
ノートPCをワゴンに載せ、「回診式」の診察スタイルをとる渡辺先生が重視したのは、紙カルテのような携帯性と必要な画面、情報にたどり着けるアクセス性です。ショートカットや機能選択ボタンを駆使することで、操作性を高められるメディコムを評価しています。「表示領域の制限があるノートPCでも、自分の診察スタイルに合ったセッティングが柔軟な点がメディコムの素晴らしいところ」と渡辺先生。
ショートカットやワンタッチボタンを機能的に設定することで、必要な画面を素早く呼び出し可能。その設定が自由・柔軟にできる点がメリットです。
導入メリット 2
マウス操作だけでも可能
シート入力によるカルテ記載
処方や検査、所見などテンプレート化したシート画面を駆使し、スピーディーなカルテ入力を可能にするシート入力。渡辺先生は疾患別のシート入力を最も多用しています。例えば、インフルエンザでは、主病名、副病名、処方などを設定。特に処方ではインフルエンザの薬種、1歳未満・以上、錠剤・シロップなどグループ別に用法・用量を設定、「すべてマウス選択するだけで入力でき、とても便利で重宝しています」といいます。
疾患によっては、マウスによるチェックだけでカルテ入力できるよう設定可能。疾患別のほか、所見入力用、検査用など多くのシート画面を設定・運用しています。
導入メリット 3
回診しながら問診入力
看護師の迅速な記載を支援
「回診式」スタイルは、看護師による問診も同様に行われ、個室を回って問診しながら問診票入力をしています。「発熱や咳、腹痛など症状が多い小児科の問診は、いつから症状があるか聴取することが大切」と、そこをポイントに問診入力画面を作成しています。症状の有無、何日、何時頃といった項目をマウス選択するだけで入力可能。看護師の短時間入力、負荷軽減を実現しています。
先生の回診前に問診入力が完了するよう、選択入力を工夫して効率化を重視。初診、再診、疾患別問診票を作成しています。問診票原本もスキャンして電子保存。