PHC株式会社

CASE STUDIES 導入事例「病院編」

医療法人社団さくら会森田病院様 (石川県・小松市)

  • 整形外科
  • 内科
  • 神経内科
  • 麻酔科
  • 外科
  • 消化器科
  • 肛門科
  • 脳神経外科
  • 眼科
  • リハビリテーション科

電子カルテシステム導入、患者サービスの充実図る
情報を共有化することにより、チーム医療の向上へ

導入商品:Medicom-MC/X・III,MI・RA・Is/PX

地域医療連携をはじめ、関連施設との連携において、院内の情報化が大きな重要ポイントになっています。同じ情報を共有化することで、院内のコミュニケーションツールとしても役立ちます。石川県・小松市の森田病院では、平成23年12月に入院部門に電子カルテシステムを拡張、医師・看護師、医師同士の連携という面でも、しっかりと対応でき、チーム医療の向上にも役立っています。

システム導入の経緯

カルテは患者の大切な情報、『電子カルテ化』は必要不可欠

石川県小松市の医療法人社団さくら会森田病院は、昭和46年6月に開設以来(スタートは診療所、現在99床)、整形外科・救急医療、リハビリテーションを柱に地域に密着した医療を目指してきました。24時間の救急医療体制はもとより、慢性疾患、老人医療をはじめ、予防医学にも全力で取り組んでいます。『良質で誠実な医療サービス』を基本的姿勢として全職員が常に知識と技術の向上に努め、チームワークをもって心のこもった最高の医療を目指しています。こうした一環として、電子カルテシステムも導入されました。
「カルテ記載の重要性は、強く感じています。その記述方法が医師、看護師でマチマチですと、カルテ情報は活かしきれません。カルテは患者さんの大切な情報ですから、何時でも誰でも見る事ができるという観点から『電子カルテ化』を推進しました」と、電子カルテの必要性を語ってくれるのは森田孝文院長。
また、「当院は診療所からスタート、その当時からレセコンはメディコムを使用しており、価格システム内容等を総合的に判断、電子カルテもメディコムに決定しました」と、導入の経緯を説明。
さらに、「電子化すれば10年~20年と長く保管でき、記録が残るという点も電子カルテ導入の理由です。記録が残る事で、看護師の注射ミスが無くなり、検査内容もしっかりと伝わるようになりました。あるいは、医師と看護師、医師同士の連絡が記録に残る事により、連携が確実になりました。画像や検査データも取り込んで見られるのは非常に良いですね」と導入効果を語ってくれました。

森田孝文院長

システム導入のポイント

医師・看護師、患者に役立つ高い汎用性が重要なポイント

竹内純也室長

竹内純也・事務部医事課課長補佐診療情報管理室室長は「システムの導入にはお互いの信頼関係が重要です」とメディコムとの信頼関係を強調しています。さらに、竹内室長は選定理由について「一定の機能水準に達しているシステムであり、電子カルテの稼働実績、レセコンからの長いお付き合いがあります」と語ってくれました。
また「パッケージ型電子カルテの中で、より使いやすいシステムへと対応、数多くの機能の中から、当院にとって、何をどういう形で活用する事が医師・看護師、さらに患者さんのために役立つのかを選択してくれます」と、導入したシステムが汎用性が高いシステムと説明しています。
さらに、「メディコムの担当者は、当院の意見・質問等を吸い上げた形での回答や対応が迅速で、それをシステムに反映してもらっています」と導入ポイントを示してくれました。
導入後の院内の声として「電子カルテを介在、同じ情報を共有してディスカッションすることで、意思疎通のためのツールとして、院内のコミュニケーションツールとしても役立っています」と、高い評価を得ています。

システムの活用と効果

院内の意思疎通を図るとともに、インフォームドコンセントも充実

医療法人社団さくら会森田病院—さくら会のミッションは、『地域住民の健康を守り、その増進に専念する』。さくら会のVisionは、『地域社会から高い評価を受け、職員が生きがいを感じて、職務に励む。温かなさくら会』となっています。また、基本方針として①患者様の権利と人間性を尊重する、医療・介護サービスの提供を目指します②温かな心で、満足のいただける医療・介護サービスの提供を目指します③患者様中心のチーム医療・介護と地域連携を目指します④安全・安心の医療・介護を目指します⑤信頼される医療・介護を目指して研鑽に努めます⑥職員が生きがいを感じて職務に専念できる職場づくりを目指します⑦安定した健全な経営を目指します—を掲げています。
また、さくら会は介護老人保健施設「さくら園」、特別養護老人ホーム「あたかの郷」を併設し、慢性期の高齢者を中心に医療・介護の連携を図っています。
今後の展望について森田院長は「統一した電子カルテが各医療機関に導入されれば、地域連携体制も確実に向上し、患者さんにとっても非常に良いと思います。現状は個々の医療機関でシステムを構築し運用しているため、一人の患者さんに同じ検査を重複することがあります。患者さん本位の医療、医療費の削減に結びつくためには、統一した電子カルテ

は是非必要だと思います」と患者中心の電子カルテの確立の重要性について、語っています。
一方、竹内室長は「電子カルテの導入により、患者さんには画面を使用して説明することで、インフォームドコンセントも充実しました。また、電子カルテを介在する事で、院内の意思疎通にも役立っています」と導入効果を示しています。
同院では、外来から病棟へと段階的に電子カルテを導入していますが「今まで、外来と病棟では情報的に離れていましたが、電子カルテを介在した連携で、医師・看護師のコミュニケーションが活発に行われています」と院内の意思疎通ツールとしての効果も強調しています。
また、隣接する老健施設や、特養ホームにVPNで1台の端末を設置する事で「患者さんは、病院と老健施設、病院と特養ホームへと頻繁に移動します。その際でも、電子カルテ導入による情報の共有化が多いに役立っています」。さらに「グループ内での情報連携は、チーム医療の向上とともに、余計な検査が不要になるなど、患者負担の減少、医療費の削減になると思います」と施設連携の効果を示しています。 さらに、手術室のPC端末にも電子カルテ情報を表示する事で、手術効率の向上や安全性の向上を図っています。

光武内科循環器科病院フロア図

成功のポイント

現在、電子カルテシステムは数多くのメーカーから多種多様な形で販売されており、その中から導入病院に最適の電子カルテシステムを選択する事は至難の業である。森田院長は、誰でもが閲覧できるカタチで記録が残ることを重視、電子カルテ導入を決定、価格・製品内容等を総合的に判断、また、竹内室長もレセコンを含めて長い付き合いがあり、信頼関係も構築されているメディコムの電子カルテシステムを選択しました。経営者と情報管理室長の意見が同じ方向に向かった事が森田病院の情報システム導入の成功のポイントと言えます。

医療法人社団さくら会森田病院

●設立年月日:昭和46年6月1日
●病 床 数:99床(一般病棟45床、療養病棟39床、介護療養型病床15床)
●患 者 数:約200名/日(外来)
●職 員 数:150名
●標榜診療科:10科(整形外科・内科・神経内科・麻酔科・外科・消化器科・肛門科・脳神経外科・眼科・リハビリテーション科)
●検 査 設 備:CT 、MRI 、内視鏡、エコー等
●理事長・院長:森田孝文先生
●関連施設=介護老人保健施設さくら園、特別養護老人ホームあたかの郷、軽費老人ホーム ケアハウス ファミール

石川県小松市園町ホ99番地1


取材日:2012年6月