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CASE STUDIES 導入事例「病院編」

東京東病院(東京都江戸川区)

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  • 疼痛緩和内科
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  • 麻酔科

東京東病院

グループ全体で医療・介護連携体制を確立
さらなる連携強化に向けてネットワーク化を構想

導入商品:Medicom-MI・RA・Is/PX

医療法人社団三和会東京東病院(東京都江戸川区)は、地域医療ニーズに対応して消化器に特化した医療を提供するとともに、併設する診療所、老人保健施設、特別養護老人ホーム、有料老人ホームからなるグループ全体で医療・介護連携体制を確立しています。これまで急性期から療養、在宅に至る医療・介護サービスを提供することで地域に貢献し、今後、さらなる連携強化に向けてグループのネットワーク化を進める構想もあります。その一環として2016年4月にはメディコムの病院用医事コンピューター『Medicom-HSi』を新たに導入するとともに電子カルテシステムを『MI・RA・Is/PX』にバージョンアップするなど、新システムを構築しました。今回のシステム導入を担当した同病院の在原右事務長代理・医事課長に導入の背景ときっかけ、今後の病院経営にシステムをどのように生かしていくのか、その展望を聞きました。

システム導入の経緯

導入の決め手は病院に寄り添う素早いフォローアップ体制

新システムをスタートのきっかけは7年前、有床診療所を母体に病院を設立する際、紙カルテとレントゲンのフイルムを保管する場所が確保できなかったことから、電子カルテシステムを導入することになりました。システムの検討に当たっては、当時、各社のプレゼンを参考にし、見やすさなど、操作性が一番よかった『MI・RA・Is』に決定。当初からほぼ標準仕様のシステムを使用していましたが、使い勝手もよく、看護師やスタッフの評判もよかったため、電子カルテシステムを使用し続けることを前提に今回の新システム構築を検討することになりました。
今回のシステム構築は、当院で使用していた端末のOSが『WindowsXP』だったため、バージョンアップすることが目的でした。また、サーバーの保守期間が終了し、新しいパッケージが出たこともあり、システムの細部も見直して再構築することにしたのです。
新システムの構築に当たっては、『MI・RA・Is』の使用を維持できることを前提に各社からプレゼンしてもらい、その結果、メディコムのフォローアップ体制が最も素早く、当院に寄り添う形の提案が一番多かったことが決め手となりました。また、営業担当者の小回りがよく、要望に対してしっかりと、かつスピーディーに応えてくれるのではないかという期待も大きかったです。

東京東病院

レベルアップのポイント

看護システムと一体化 老健入所者の医療安全対策も

新システムの構成は、病院用医事コンピューター『Medicom-HSi』と電子カルテ『MI・RA・Is/PX』からなり、調剤システム、外注検査システム、PACSとも連携しています。端末はデスクトップパソコン31台、ノートパソコン12台で、病院内の各部門と老人保健施設『ジェロントピア菊華』の1階にある診察室および地下1階の栄養科に設置しています。老健には電子カルテシステムを導入していませんが、情報を共有するために端末を使用しています。具体的には、老健の入所時健診結果を電子カルテに記録し、これにより、特に夜間、入所者の容態が急変して当院に運び込まれた場合でも、電子カルテを閲覧することで迅速に対応できます。これは医療安全対策の1つでもあるのです。

新システム全体の特長は、従来別々だった看護のシステムを電子カルテシステムと一体化して機能を向上させ、使い勝手もよりよくなった点が挙げられます。そのほか、細部のカスタマイズを行い、省力化や効率化につなげています。
導入後の使用感についても、システムのバージョンアップのため、操作がわかりにくいという声もなく、順調。PACSによる画像も見やすくなったという声もあがっています。

システムの活用と展開

急性期から療養、在宅ま3 でグループ連携強化に向け教育・研修に注力

医療法人社団三和会は、昭和48年に菊地外科胃腸科(19床の有床診療所)としてスタートしました。その後、都内でも一、二を競うほど早い段階で老人保健施設(150床)を併設し、さらに特別養護老人ホーム(100床)を近隣に設立、現在は医療・介護グループを形成しています。
病院の設立は平成20年9月。老健や特養の高齢者が誤嚥性肺炎や合併症などにより容態が急変したとき、スムーズに対応できる後方ベッドを確保しなければなりませんが、19床では受入れが困難なことから増床することにしました。加えて、地域に目を向けると消化器に特化した医療機関がなかったため、近隣への医療貢献策として消化器医療を専門とした病院を設立することになりました。
現在、国も医療と介護の連携体制の構築を提唱していますが、当院は法人グループとしていち早く連携してきたのです。患者の病状や状態に合わせて、急性期病棟から療養病棟、退院に向けた老健施設があり、在宅で看られない方には特養があります。地域に密着した当法人グループですべての病状を診られることは、患者本人はもちろん、その家族の負担をも軽減できます。我々職員も患者が転院すると気になるものですが、当法人グループでは情報が共有できるため、相互の安心感にもつながり、よりよい医療が提供できると考えています。

電子カルテシステムのよいところは見たい情報を、いつでも、どこでも、すぐに見られること。これにより患者の命を助けられます。今後は法人全体でネットワークを張りめぐらすことにより、システムを生かしていきたいと考えています。
ただ、システムを導入しても職員がついてこないとだめ。したがって、病院主導により老健や特養などのスタッフにも教育・研修を施し、医療・介護連携体制をさらに強化していきます。そのためにまずは、病院の機能、患者の病状、容態など、現場でなければわからないことを教育・研修していきたいと思います。その点、当院では医療安全や感染対策など、約10の院内委員会が様々な形式で毎月会合を開いており、そうした会合に老健や特養のスタッフを参加させることで、啓蒙活動をしていきます。
もっとも、職員が300人近くいるのでなかなか教育は難しいし、時間も手間もかかります。どれだけやる気にさせるか。例えば感染制御など、医療も介護も気をつけなければならないテーマなど、親和性の高い会合から参加を促すのも1つの方法。そうした取組みが根付いた時点で、さらなるシステム連携など新たな展開に着手していきます。将来的には地域の施設をも視野にネットワークを広げていくことも考えています。

システム概要

東京東病院

成功のポイント

システムの使い方など、気づいた点の修正については各部門の担当者が参加する運営委員会が情報を集約して対応しており、スムーズな導入につながりました。
今後、システムを活用していくのに当たっては、患者を待たせないことなど、普通のことを普通に行っていくことを病院運営の大前提にしていきます。そのためには、困ったときにすぐ対応してもらうことなど、メディコムの『サポート力』に期待しています。

東京東病院

東京東病院

●設立年月日:2008年9月
●病 床 数:96床
●職 員 数:120名
●診 療 科 目:外科、消化器外科、呼吸器外科、肛門外科、腫瘍外科、腹部外科、胆のう外科、食道外科、胃腸外科、大腸外科、内視鏡外科、内科、消化器内科、胃腸内科、腫瘍内科、内視鏡内科、疼痛緩和内科、循環器内科、整形外科、麻酔科
●専 門 外 来:内視鏡センター、化学療法外来、悪性腫瘍専門外来、緩和ケア外来 ●検 査 設 備:一般撮影・X-TV・16列マルチスライスCT・ホルター心電図・上下部内視鏡(拡大内視鏡・NBI system)・超音波診断装置(心臓・腹部)
●理 事 長:菊地 勉 先生
●院   長:菊地 仁 先生
●外 部 施 設:菊地外科胃腸科、ジェロントピア菊華、コスモス通所介護サービスセンター
●インターネットサイト:http://www.mitsuwakai.jp/tokyohigashi/

東京都江戸川区鹿骨3丁目20-3


取材日:2016年9月