半年前に開業した知り合いの医師からのアドバイスが参考になったという前川先生。患者さんのデータを安全に遠隔地保存する「ネットワークバックアップ」の存在が大きかったといいます。また、販売代理店のサポートがしっかりしていることも採用の決め手でした。
導入メリット 1
患者データを安全に保管
ネットワークバックアップ
メディコムの電子カルテを採用する決め手の1つとなったのが、「ネットワークバックアップ」です。「クリニック内の診療データが消失するような災害はめったにないことですが、患者さんの重要な診療情報は何があっても確実に保護する責任があります」と同サービスを利用する理由を説明。
診療終了後の毎夜、セキュアなネットワークを介して遠隔地のデータセンターにデータをバックアップし、診療復旧に際してネットワーク経由、または保守員が補修機を持参してリストア(復元)します。
患者さんの診療データをネットワーク経由で遠隔地にバックアップ。もしもの時に短期間での診療復旧・継続を可能に。
導入メリット 2
シート入力を駆使して
カルテ入力を効率化
診察時に処置も実施しながらカルテ入力を効率的に行う必要がある耳鼻咽喉科。前川先生がMedicom-HRIIIで最も便利だというのが、様々な入力フォームが利用できる点です。
主訴や治療方針、病名、処置、処方などを、「耳」「鼻」「のど」「口内」ごとに事前に設定したシート画面や、主訴やアセスメント、プランごとに登録した定型文候補から選択する簡便なカルテ入力を利用。登録した主訴や病名、処置の選択など、ほとんどをタッチペンで操作しています。
症状の部位(耳、鼻、中耳系など)ごとにシート入力画面を設定。小児に対する処方ではシートに体重別の投与量を設定して、入力を簡便化。
導入メリット 3
シェーマを駆使して
所見のみならず処置も記入
シェーマに所見や処置内容を書き込むことが多いのも耳鼻咽喉科の特徴。「病院の電子カルテでは、マウスで毎回描画し、記入する必要がありました。登録したシェーマを自在に呼び出し、タッチペンで簡単に書き込めるので重宝しています」と前川先生。
基本(頻用)シェーマは耳・鼻・喉・口腔のどれにも対応する画像が全シートに登録され、画像に症状などを描き、処置内容もペンで記載しています。さらに詳細に描く時は、基本シェーマに加え、鼻なら副鼻腔、喉なら咽頭ファイバー所見用シェーマを組み合わせて使用しています。
耳・鼻・喉・口腔がセットになったシェーマは全シートに登録。副鼻腔や咽頭、眼振などの詳細シェーマと組み合わせてカルテ入力に利用。