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  5. よくある失敗から学ぶ、薬局開業で気を付けるべきポイント

薬局開業 薬剤師 薬局経営者 2023.04.12 公開

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よくある失敗から学ぶ、薬局開業で気を付けるべきポイント

薬剤師が薬局を開業すると、自分の裁量で仕事ができるので働き方を選べるなどのメリットがあります。ただし、安易に独立開業すると失敗してしまうケースもあるので注意しましょう。この記事では薬剤師が薬局を開業するときに失敗しやすい3つの落とし穴をご紹介します。これから独立開業を検討している薬剤師の方はぜひ参考にしてください。

※本内容は公開日時点の情報です

#事業計画 #機器選定ポイント #開業検討

目次

薬剤師が独立開業するメリットとデメリット

まずは薬剤師が独立開業するメリットとデメリットを見てみましょう。

メリット

薬局を開業すると、経営者として自分の裁量で仕事ができるようになります。薬局の経営方針や目標も自由に決められますし、働き方も選べるようになります。頑張り次第では雇用されていた頃より年収も大きくアップできるでしょう。

デメリット

独立開業すると、給料のように固定の収入はありません。様々な要因によって、経営が苦しくなる可能性もあります。また、経営者として責任が大きくなるので、精神的にプレッシャーがかかるようになるでしょう。休みが思うように取れず、独立前より忙しくなる可能性もあります。

失敗事例から学ぶ!薬局開業時に気を付けるポイントとは

薬局を開業するとき、中には失敗してしまう方もいます。どういった失敗要因があるのか確認しておくと、反面教師として参考にできるでしょう。ここでは、薬局開業時によくある失敗要因や注意すべきポイントをお伝えします。

【ポイント1】働きながらの開業準備はスケジュール管理が大切

薬局の開業には時間がかかります。保健所での検査や厚生局での審査を受けなければならないからです。スケジュール管理をせずに独立開業を推し進めると失敗してしまう可能性が高いので、手続きの流れを知ってスケジュールを立てて進めましょう。

薬局開設のスケジュール

薬局を開設したい月の2カ月前の10日頃には、保健所へ薬局開設許可申請書を提出しましょう。このとき、薬局の平面図や求積表が必要となります。申請をすると、保健所で検査が行われます。

薬局開設許可証が届いたら、厚生局に開設届や保険薬局指定申請書を提出しましょう。厚生局へ書類を提出するのは、開業したい月の1カ月前の10日頃とします。また、厚生局では毎月20~25日頃に審査会が開かれます。審査会をクリアすると、翌月1日には薬局としての開業が可能となります。薬局開業の詳しい流れやスケジュールについてはこちらの記事をご覧ください。

参考:「調剤薬局開業までの具体的な流れ~新規開業の場合~」

【ポイント2】必要な設備・人の見極め

薬局を開業する際には、設備や従業員を集める必要があります。例えばレセコン(レセプトコンピューター)やコピー機、薬の保冷庫などは必須です。レジや電話、FAX、キャビネットなども必要となるでしょう。

設備を充実させたり多くの従業員を雇ったりすると費用もかかります。医薬品もある程度そろえなければならず、総額で200~500万円程度は必要となるでしょう。開業のためにはお金も用意しなければなりません。

自分が開設したい薬局の経営スタイルに応じて、設備や従業員を用意することが重要です。例えば予想される患者数によっても、必要な設備や従業員数が変わってきます。経営スタイルと設備や従業員数にズレがあると経営に失敗する可能性が高まるので、見極めが重要です。

独立開業のために必要な初期費用について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

参考:「薬局独立開業のために必要な初期費用について」

従業員は求人をかけてもすぐに集まるとは限りません。開業したい日から逆算して、間に合うように準備しましょう。

【ポイント3】医師・同業者・地域とのコネクション構築

薬局の経営を成功させるには、医師や同業者、地域とのコネクションも重要です。特に医師と意見が合わず対立してしまうと、経営がダイレクトに失敗につながる可能性があります。

例えば、医師に対して「ジェネリック医薬品(後発医薬品)を使いたい」と申し出たところ、「薬剤師が医師に指示を出すのはおかしい」などといわれてコネクションが切れてしまった独立薬剤師のケースがあります。その事例では医師が院内処方に切り替えたので、薬局にほとんど患者さんが来なくなってしまいました。

上記事例の失敗の一番の要因は、開業した薬剤師が医師の性格や対応方法をよく考えていなかったことです。独立開業するからには、経営者である自分が責任を持って周囲とのコネクションを構築しなければなりません。それにもかかわらず深い考察をせずに自分の希望だけを述べていると、いつの間にか孤立してしまう可能性があるため、提案をする場合にはタイミングを見極める、相手にとってのメリットを提示するなど、様々な配慮が必要です。

薬局の開業を成功させるには、「自分一人でできることはほとんどない」という前提のもとに、医師や同業者、地域住民とのコネクションづくりを意識する必要があるといえるでしょう。

薬局開業を成功させるために

薬局開業を成功させるために

薬局の開業で失敗するパターンとしては、スケジュール管理の甘さ、設備や人への投資の失敗、コネクションづくりの失敗などが挙げられます。そういった失敗をしないように、綿密にスケジュール管理をして開業計画を立て、段取り良く進めていきましょう。

薬局を開業する際には、便利なツールがあると助かるものです。メディコムのPharnesX-MXは患者情報の管理機能が充実しており、在宅や時間外にも薬歴管理ができる機能や長期投薬患者の来局予測チェック機能も付いています。薬局開業の強い味方となるでしょう。これから薬局を開業される場合は、ぜひ導入を検討してみてください。

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