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承継 医師 2022.05.16 公開

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閉院の理由(3)

※本内容は公開日時点の情報です

#マネジメント

閉院の理由(3)

閉院の理由(3)

閉院の理由(2)では、引退について検討する重要性についてご紹介しましたが、本記事では、その先で承継を検討したとしてもなかなか計画検討が進まない実情についてご紹介したいと思います。

承継は後継ぎがいて成り立つものですが、昔から一般的な承継として認知されているスキームとしては、自身の子や親族に承継する、いわゆる「家業を継ぐ」というものがあります。

ただし医療機関に関しては「後継者が医師である必要がある」という条件があり、他の業種と比べて承継のハードルが非常に高いです。

下記は、そんな環境下にいる開業医に対して『後継者の有無と意思確認」について調査した結果になります。

後継者の有無と意思確認の状況
後継者がいない背景事情

上記のグラフのとおり、実際の調査でも後継者がいない背景事情として、全体の半数以上が医師の子ども・親族がいないという状況であり、約25%が承継の意向がないという状況で、全体の約8割が「後継者候補がいない又はいても承継の意向がない」ということで、身内での承継が不可能な状態であることがわかります。

  • 開業医の約半数は後継者候補がいない
  • 後継者がいない約8割が「承継できる子供・親族がいない」という状況

では承継を目指す場合は第三者承継(親族以外の医師、医療法人に承継すること)に向けて、 周りや専門業者に相談するのが次のステップとなりますが、環境的になかなかそれが難しいという実情もあります。

次の記事「閉院の理由(4)」では、第三者承継を目指してもどうすればいいかわからないという開業医の実情についてご紹介します。
では第三者承継を目指して後継者を探すためということになりますが、なかなかそう考えるきっかけや相談先がないなどのハードルがあると思います。
その問題や抱える悩みについて、次の記事「閉院の理由(4)」でご紹介したいと思います。

著者情報

石井 友二

石井 友二

ホワイトボックス株式会社代表取締役(公認会計士、税理士)
中央大学商学部卒業後、朝日監査法人(現あずさ監査法人)入社。監査業務に従事したのち、安田信託銀行(現みずほ信託銀行)入行、コンサルティング部室長を経て、 2004年4月に、医療機関への経営支援を専門とするコンサルティング会社、ホワイトボックス株式会社を設立。
100を超える病院や30以上の診療所に対する会計業務や経営コンサルティングを実施。ホワイトヴィークル株式会社の取締役、石井公認会計士事務所所長、監査法人ブレインワークの代表社員でもあり、上場会社の社外取締役にも就任している。
現在は医療機関における経営・マネジメントの知識を発信するコミュニティサイト「Doctor Winners」を運営している。

Doctor Winners

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