目 次
島内に診療所が一つしかなく地域医療アクセスに課題があった三重県鳥羽市答志島では、その解決策として、鳥羽答志郵便局内に「Teladoc HEALTH」を設置し、桃取診療所とのオンライン診療を実施しました。
課 題
- 答志地区の住民は診療所まで距離があり、移動手段を持たない住民は通院が困難
- 島内唯一の診療所であるため、診療の待ち時間も発生
対 策
- 答志地区にある鳥羽答志郵便局内にオンライン診療ブースを設置
- 「Teladoc HEALTH TV Pro 300」を配備し、予約制のオンライン診療を実施
- オンライン診療は予約制で、本土の薬局の協力のもと、オンライン服薬指導も併せて実施
効 果
- 近隣の郵便局で受診できるため、移動手段を持たない住民でも受診可能
- 診療は予約制であるため、待ち時間が解消
- 本土から距離があっても、薬剤師による効果的な服薬指導が可能に
システム導入の背景
三重県鳥羽市の離島・答志島では、2020年に答志地区の民間医院が閉院したことにより、島内の一般診療所は桃取診療所のみとなりました。答志地区から同診療所までは車で約20分を要し、自家用車を持たない住民は送迎車を利用して通院していましたが、うまくタイミングが合わないこともあり、医療アクセスの向上が求められていました。
システムの活用
郵便局にTeladoc HEALTHを設置し、オンライン診療を開始
答志区内の鳥羽答志郵便局に「Teladoc HEALTH」を設置し、桃取診療所とのオンライン診療の実証を開始しました。患者さんは、事前にオンラインで診療予約をとり、予約時間に郵便局へ来局。診療を終えた後には、同日中にオンライン服薬指導を本土の薬局と実施することができるようになりました。
また、遠隔地にいる医師が自らカメラを操作できるため、設置場所の郵便局スタッフがカメラ操作の補助をする必要がなく、患者さんのプライバシーも確保できる状況で診察を行えます。
システムの運用フロー
なお、オンラインに移行する患者さんは、オンラインへの抵抗感が少ないかつ、急変のリスクが低い方に限られます。
システムの導入効果
本取り組みにより、診療の質を維持しながら、移動手段を持たない住民でも近場の施設で受診ができるようになったとともに、予約制診療のため患者さんの待ち時間が短縮されました。また、服薬指導までオンラインで完結するなど、医療サービスの質と利便性の向上にも寄与しています。
ご利用者様の声
鳥羽市立桃取診療所の池田 智哉先生は、「Teladoc HEALTHを用いた診療では、問診を中心にしながら、顔色や手足の浮腫の状態も確認することができ、対面診療と遜色のない診察が可能だと感じています。オンライン診療を通じて、医療アクセスの向上につなげていきたいと考えています。」と述べています。
導入施設:鳥羽答志郵便局
住所:三重県鳥羽市答志町202-2
支援施設:桃取診療所
住所:三重県鳥羽市桃取町219
診療科目:内科・外科・小児科
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