デメリット1.運用できるまでに時間がかかる
電子カルテのデメリットでまずあげられるのが、スムーズな運用ができるまでには少々時間がかかるという点です。デジタルツールが得意な先生もいらっしゃるでしょうが、そうではないスタッフ全員もいます。電子カルテは機種ごとに操作方法が異なるため経験者でも手間取ることがあります。そのため開業前に充分な習得期間を設けることが重要になってきます。
デメリット2.紙カルテの情報を入力しなければならない
紙カルテから電子カルテに移行するには、紙カルテに書かれている情報を電子カルテに入力しなくてはいけません。患者さんのお名前・住所・保険情報などを入力することは大変ですが、一度入力しておけば次からはすぐに情報を引き出すことができます。また、電子カルテの会社にもよりますが、紙カルテをスキャンして電子カルテに読み込むという方法もあります。
デメリット3.導入費用がかかる
電子カルテを導入するには、多額の費用が必要です。初期費用や毎月の運用コストが必要な場合も多く、システムの設定やスタッフの研修費用、パソコンとネットワークなどを接続するための費用などがかかる場合もあります。まずは、自院にどんなシステムが必要なのか、または必要ではないかを見定めることが大切です。
デメリット4.停電時に利用できない
電子カルテはパソコンを利用しているため、停電になると利用することができません。もしもパソコンの故障や停電などが起きたときに備えて、カルテの入力や診察の予約、医療費の精算など紙でできるように準備しておくことも必要です。
デメリット5.運用コストが必要
電子カルテは、毎月の運用コストが必要です。電子カルテは、さまざまな企業が販売しているため、無料や格安のものなどがあります。自院はどんな作業が必要なのか、必要でないのかを見極め、少しでも運用コストを抑えながら自院にあった電子カルテを導入することが大切です。
デメリット6.電子カルテに運用を合わせる必要があるケースが存在する
電子カルテの導入に伴い、これまでの院内の運用を変更しなければいけない場合があります。電子カルテで対応できるところと対応できないところを確認し、それぞれの運用について事前に取り決めをすることが必要です。
例えば、カルテの書き方を電子カルテの入力形式に合わせ、変更する必要があるかもしれません。また、電子カルテで発行できない帳票を使っていれば、運用を変えて発行できる帳票を使うか、それ以外の代替手段を取るのか、事前に決める必要があります。
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